硬式野球部員10年連続減少 1年生は過去最少に 高野連

AI要約

硬式野球部の部員数は10年連続で減少し、1年生の部員数は過去最少となった。

加盟校数は19年連続で減少し、40年ぶりに3800校を下回ったが、継続率は90%前後で推移している。

一方、軟式野球部の部員数は3年ぶりに増加した。

硬式野球部員10年連続減少 1年生は過去最少に 高野連

 日本高校野球連盟は3日、2024年度(5月末現在)の加盟校数、部員数の調査結果を発表した。硬式野球部の部員数は10年連続で減少。1年生の部員数は4万3836人となり、調査開始(1982年)以降で過去最少となった。

 発表によると、硬式の部員数は前年度比1326人減の12万7031人(2年生=4万2604人、3年生=4万591人)で、14年度の17万312人をピークに減少が続いている。1年生の部員数はこれまで21年度(4万4864人)に過去最少を記録し、22、23年度は増加に転じていたが、今回、再び減少した。

 加盟校は前年度から20校減の3798校となり19年連続の減少。84年度以来、40年ぶりに3800校を下回った。一方、1年生が3年生まで部活動を続けている継続率は89・7%で近年は90%前後で推移している。

 軟式の部員数は前年度比44人増の7716人となり、3年ぶりに増加した。【長宗拓弥】