RB角田裕毅、伝統のF1イギリスGPに向けてマシンへの自信深める「色々な面で重要なレースになる」

AI要約

RBの角田裕毅がシルバーストンでのイギリスGPに期待感を示す。

オーストリアGPでの失速を受け、マシン改善に取り組むRB。

シルバーストンでのレースを楽しみにする角田裕毅。

RB角田裕毅、伝統のF1イギリスGPに向けてマシンへの自信深める「色々な面で重要なレースになる」

 24戦で争われる今年のF1も折り返しを迎え、シルバーストン・サーキットを舞台に伝統のイギリスGPが開催される。

 RBの角田裕毅は、前戦から今季マシンVCARB01への自信が深まったとイギリスGPに期待感を示した。

 今季RBはシーズン序盤から、熾烈な中団グループの中で目立った存在となり、角田も安定して入賞を重ねてきた。ただ、大型アップデートを投入したスペインGPでは失速。続くオーストリアGPではマシンのセットアップ面で改善策を講じた。

 オーストリアGPで角田はタイヤ戦略の関係もあり入賞を逃したが、チームメイトのダニエル・リカルドは9位入賞。角田も「チームとして、どのような方向に進むべきか、理解が深まりました」とコメントしていた。

 そして迎えるイギリスGP。スプリントフォーマットで開催された前戦とは異なり、3回のフリー走行セッションが行なわれる通常フォーマットでの開催となり、さらにマシンへの理解を深めることができると角田は説明した。

「天候の影響もあって、ドライバーにとってもエンジニアにとっても、ベストなセットアップを組むのは難しいですが、シルバーストンでのレースは大好きです」

 角田はチームを介してそうコメントした。

「オーストリアの後マシンは改善していますし、少なくとも今週末はフリー走行が3時間あって、もっと理解できるので、より自信を感じています」

「観客は信じられないほど素晴らしいですし、ファンはとても親切で、イギリス人ドライバーだけに声援を送るのではなく、モータースポーツに情熱を持っています」

 RBはファエンツァに本拠地を置くイタリア籍のチーム。ただ、シルバーストンから車で30分ほど南下したイギリス・ビスターにも空力部門を持っており、角田自身“ホームコース”とは言えないものの、シルバーストンでのイギリスGPも重要なレースとなると語った。

「サーキット自体も歴史があり、ハイスピードで走るのが楽しみです」と角田は続けた。

「マゴッツ、ベケッツや高速で右へ曲がるロングコーナーのストウなど、走りがいのあるセクションがいくつかあります」

「またホームコースとは呼べませんが、そう遠くないところに僕らの施設がありますし、色々な面で重要なレースなので、良い結果を残したいと思います」

 なお、RBは事業拡大と賃貸契約の関係から、姉妹チームであるレッドブル・レーシングの本拠地があるミルトンキーンズへとイギリス拠点を移転する計画を明かしていた。