2年連続で全英オープン出場を逃したセルヒオ・ガルシアが“怒り心頭” 「僕らはいつだって悪者だ!」

AI要約

セルヒオ・ガルシアが最終予選会で全英オープン本戦出場を逃し、スロープレーの警告に苛立ちを露わにする。

強風の中でのプレーと人だかりの中での対応に苦慮し、自身のメジャー100試合目に向けた夢が潰えたことを嘆く。

ガルシアはLIVゴルフのアンダルシア大会に向けてスペインへと旅立った。

2年連続で全英オープン出場を逃したセルヒオ・ガルシアが“怒り心頭” 「僕らはいつだって悪者だ!」

今月18日にロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)で開幕する今季メジャー最終戦「全英オープン」出場をかけた最終予選会が、2日、英国内の4カ所で行われた。ウェスト・ランカシャーGC会場での予選会に臨んだセルヒオ・ガルシア(スペイン)は、「71」、「70」のトータル3アンダーで36ホールを終えたが、本戦出場に2打及ばなかったホールアウト後には苛立ちを隠さなかった。

その理由は第1ラウンドの後半に、主催するR&Aのオフィシャルから「スロープレーの警告」を受けたこと。これに「2000人ものギャラリーがコースに入り乱れて、どうやってボールを打てるんだ?」と怒り心頭だった。

この日のウェスト・ランカシャーは強風が吹くコンディションで、フェアウェイからR&Aのオフシャルに叫ぶガルシアの姿を見ることができた。予選会とあって当然ながらギャラリーを整理するロープもないが、ガルシアの組には多くの観戦者がいたという。

マーシャルがギャラリー整理を試みるも「ティグランドの前を横切る多くの観戦者がいて2~3分待たないと打てない。人に当たってもいいというのか?」とガルシアは話す。そこに「スロープレーの警告」が入ったこともあり、タイムが計られると「いつだって正しいのはそちら。僕らはいつだって悪者だ!」とオフィシャルに叫び続けた。

第2ラウンドにはマーシャルの数が増やされギャラリーのコントロールに努めたR&Aだが、

ガルシアは「難しい風のコンディションの中でのプレーはそれでなくてもいつもより時間がかかる。タイムが計られてボギーが2つ増えたかもしれない。それでトゥルーンへの道が閉ざされた」とコメントした。

ガルシアにとって、今年の全英オープンに出場できれば、自身のメジャー100試合目になるはずだった。「トゥルーンで100試合目に出場するのが夢だったのは、みんな知っているのに…」。落胆も大きい。それでも集まったファンにサインをしたガルシアは、12~14日に行われるLIVゴルフのアンダルシア大会出場のため、スペインのバルデラマへと向かった。(文・武川玲子=米国在住)