「直接言ってくれればいいんだけど」阪神・岡田監督の「メディアでコーチ批判」にコーチ自身が思っていること

AI要約

阪神は4点のリードを守りきれず逆転負けを喫し、岡田監督は継投の準備や走塁ミスに激怒した

投手起用のミスや走塁ミスが悔やまれる展開で、コーチ陣も厳しい評価を受けている

試合後の岡田監督のコメントも厳しいもので、指導者としての責任を痛感している様子

「直接言ってくれればいいんだけど」阪神・岡田監督の「メディアでコーチ批判」にコーチ自身が思っていること

 プロ野球・阪神が6月30日に神宮球場で行われたヤクルト戦で4点のリードを守りきれず逆転負けを喫した。岡田彰布監督は試合後の会見で激怒。継投の準備がまずかったことや9回2死での走塁ミスに言及した。やり玉に上げられたコーチ陣はどんな思いでいるのだろうか。

 まずは試合の問題シーンを振り返っておこう。

 4点をリードして迎えた8回。先発の西勇輝、そして石井の跡を継いだ3番手の桐敷が、タイムリーを許して3点差となり、漆原にスイッチした。

「その後に明らかになるのですが、岡田監督が投入したかったのはゲラだったようです。が、ブルペンでゲラは準備しておらず、登板した漆原は走者一掃の同点タイムリーを打たれました。岩崎が急きょ登板しましたが、さらにタイムリー打たれて逆転を許してしまいました」

 と、担当記者。

 阪神にとって悪夢のような逆転劇の後の9回表の攻撃。2死から代わったストッパーの田口に対して前川が四球を選び、代走・植田が送られる。続く佐藤がレフトフェンス直撃の打球を飛ばした。

「この回から守備についた並木はボールを途中で見切ってクッションボールをうまく処理することに切り替え、結果的にそれがうまく行った格好です。3塁コーチャーの藤本コーチは躊躇なく本塁突入を指示しましたが、クッションの処理は見えていたはずですし守備能力の高い並木なので、そこからグルグル右手を回すのはギャンブル以上の判断ミスにも見えましたね」(同)

 案の定、植田は明らかにアウトのタイミングで本塁噴死となった。

 試合後の岡田監督のコメントは以下の通りだ。

「負けてんねんやで、1点負けてんねんやで。信じられんわ、お前。状況判断やんか、それは、当たり前やろ、こんな狭い球場で」

「びっくりしたわ、オレも最後。『ええ?』って思ったわ。先攻で1点負けててなあ。2、3塁でええんちゃうの? (相手投手が)左(投げ)で(対するのは)今日2本タイムリー打ってるバッター(梅野)で」