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【陸上】秦澄美鈴「自分の最大の跳躍を」22年夏に“世界との差”を痛感…海外経験増で初五輪へ
秦澄美鈴がパリオリンピック内定会見に出席し、入賞入りへの意欲を示す。
秦は新潟市内で日本記録を保持し、初の五輪切符を手にした。
パリ五輪では決勝進出を目標に掲げ、自身の最大の跳躍を目指す。
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陸上女子走り幅跳びで日本記録保持者の秦澄美鈴(28=住友電工)が1日、新潟市内でパリオリンピック(五輪)内定会見に出席し、五輪での入賞入りへ意欲を示した。
6月30日閉幕の日本選手権(新潟)では6メートル56で4連覇を達成。五輪の参加標準記録(6メートル86)を突破していたため、優勝で即時内定となる選考基準を満たし、初の五輪切符を手にした。この日はサンライズレッドを基調とした日本代表ユニホームに身を包み、「いよいよだなと思う。チームジャパンのエンブレムがついているユニホームを着るのは初めて。毎日眺めて愛着を湧かせようと思う」とほほ笑んだ。
秦は22年に世界選手権へ初出場したが、予選敗退にとどまり「大きな舞台で結果を残すことの難しさと、自分がいかに浅はかな考えをしていたのか」と、世界との差を肌で感じた。その後は「海外で戦うためのタフさを身に着けたり、環境に慣れたりしたい」と海外の試合へ積極的に出場。昨季は7月に6メートル97の日本新記録を樹立し、8月には2大会連続の世界選手権出場を果たした。
3年連続の主要国際大会となるパリ五輪では、決勝進出を第一目標に掲げる。今季ベストの6メートル72は、24年シーズンにおける世界32位の記録で「(世界の)レベルが上がってきている。自分ができる最大の跳躍をしないといけない」と気を引き締める。
ただ、日本記録の跳躍を通じて「集中しきることができれば、記録が出ると分かった」とビッグジャンプのイメージはつかめている。「しっかり1本目で結果を出したい。上位入賞を狙って頑張りたい」。2年分の思いを胸に、渾身(こんしん)のジャンプを見せる。