【陸上】久保建英のいとこ、久保凜8年ぶりJK女王「世界と勝負したい」女子800m

AI要約

高校生の久保凜が800メートル決勝で快勝し、田中希ら社会人選手を抑えて優勝した。

久保凜はプランを冷静に立て直し、最後の直線で後続を突き放して2分3秒13でゴール。16歳ながら高校生女王に輝いた。

久保凜は世界の舞台での戦いを夢見ており、優勝を喜びつつもさらなる向上心を持って走り続けている。

【陸上】久保建英のいとこ、久保凜8年ぶりJK女王「世界と勝負したい」女子800m

<陸上:日本選手権>◇6月30日◇第4日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇女子800メートル決勝

 高校生でただ一人800メートル決勝に臨んだ久保凜(東大阪大敬愛高2年)が、田中希ら社会人選手の中でぐんぐん前に出た。前方で機会をうかがい、最後の直線で後続を突き放して2分3秒13でフィニッシュ。「優勝できて率直にうれしい」。ゴール後に憧れの田中希から「おめでとう」と声をかけられると、笑みがあふれた。

 想定外の展開にも、冷静にプランを組み立て直した。序盤から前に出る予定が出遅れて3番手。それでも、瞬時に「(前の選手に)ついてラスト250メートルから仕掛ける」と戦略を練り直し、思い通りにレースを進めた。

 サッカー日本代表MF久保建英のいとこ。今季はシニアのレースに参戦してグランプリシリーズ3連勝を収め、今大会では同種目で16年の福田祥子以来8年ぶりの高校生女王に輝いた。そんな若きスターは、心に大きな夢を描いている。「800メートルで世界と勝負したい」。優勝を喜びながらも「1分台を出したかった」と向上心を絶やさない16歳は、世界舞台を目指して走り続ける。