ラグビー ジャパン大学生4人が世界レベルを経験 ジョーンズHC「プロのレベルでアマチュアの選手が、非常に特別」  

AI要約

ジャパンXVはマオリ・オールブラックスに36-10で敗れ、エディー・ジョーンズHCは得点機を逸し悔しさを示す。

若手主体のジャパンXVには成長の手応えがあり、特にFB矢崎は存在感を発揮した。

プロのレベルでアマチュア選手が出場し成長の場を得たことが特筆され、矢崎はエディーHCの指導に感謝し再戦に向け準備を進める。

ラグビー ジャパン大学生4人が世界レベルを経験 ジョーンズHC「プロのレベルでアマチュアの選手が、非常に特別」  

◆ラグビー ◇リポビタンDチャレンジカップ ジャパンXV ―マオリ・オールブラックス(29日、秩父宮ラグビー場)

 日本代表候補で編成されるジャパンXV(フィフティーン)は、マオリ・オールブラックスに10―36で黒星。9年ぶりに日本の指揮を執るエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は試合後「自分たちは相手の22メートル内に11回入り、相手は7回しか入っていないにも関わらず、全てをポイントに変えた」と、敵陣での得点機をミスで逸した試合に唇をかんだ。

 22日のテストマッチ、イングランド戦(17●52)に続き2連敗。「負けるのは大嫌い。結果には怒っている」とジョーンズHCは言うが、若手主体で臨んだジャパンXVに一定の手応えも語った。「特に、矢崎は成長めまぐるしい」と指揮官。イングランド戦から2戦連続で先発したFB矢崎由高(早大2年)。この日は前半18分に自陣から快足を飛ばし相手のBKを振り切ってチャンスを作るなど、存在感を発揮。「自分の持ち味でもある。スペースが空いたらやろうと思っていたことは、できた」とうなずいた。

 早大からは4年のフッカー佐藤健次、帝京大からもFW森山飛翔と本橋拓馬が試合に出た。ジョーンズHCは「プロのレベルでアマチュアの選手が出ていることは、非常に特別なこと」と、成長の場を与えた。矢崎は「エディーさんは厳しくも優しくも、色んなところを教えてくれる。それが成長につながっている」と確かな実感を明かしつつ「来週、マオリ・オールブラックスとの再戦、1週間、今週よりもいい準備をしたい」と切り替えた。