【陸上】鵜澤飛羽が連覇へ予選20秒57トップ通過 飯塚翔太、上山紘輝は20秒4台で順当/日本選手権

AI要約

男子200m予選では、鵜澤飛羽、飯塚翔太、上山紘輝が順当に決勝進出。

飯塚が上山をわずかにかわしてトップ通過。鵜澤も1着で決勝に進出。

鵜澤は転倒からの回復戦で20秒57をマーク。決勝では6レーンに入る。

【陸上】鵜澤飛羽が連覇へ予選20秒57トップ通過 飯塚翔太、上山紘輝は20秒4台で順当/日本選手権

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の1日目が行われ、男子200m予選は連覇を狙う鵜澤飛羽(筑波大)、そして、飯塚翔太(ミズノ)、上山紘輝(住友電工)のブダペスト世界選手権代表3人は順当に翌日の決勝へ進出した。

予選1組には、飯塚と上山が同組に。コーナーを抜けてリードしていた上山を、フィニッシュ直前に飯塚がわずかかわし、20秒46(+0.6)のトップ。0.01秒差で上山が続いた。

「並んだ時に『抜かしたい』と思って、最後の30mは気持ちで振り絞りました」と飯塚。決勝に向けて「もう一つ上の段階に向けて、まだ足りない」。ワールドランキングでは出場資格を得られる位置におり、3位以内に入れば4大会連続の五輪に大きく近づく。

上山は「久しぶりに気持ち良く走れてスッキリしました。普通に走れば20秒4くらい出る。感覚もいいので明日は勝ちにいきたい」と笑顔を見せた。

前回王者の鵜澤は予選2組を20秒57(+0.7)の1着。前半は外側にいた宇野勝翔(オリコ)がリードするも、「もともと武器でやっている」というラストで抜け出してフィニッシュした。

5月のセイコーゴールデングランプリで転倒して脳震とうと診断され、2週間は練習をストップ。その影響もあり、「身体が重かった」と話すが、それは織り込み済み。「今日は着順を取れれば。明日どうにかします」と語った。

決勝は2日目の20時30分にスタート。鵜澤は6レーン、飯塚が8レーン、上山が9レーンに入った。