ベッツ離脱後に“無双” 1番打者に抜擢された大谷翔平の「凄まじい数字」に米衝撃「オオタニは即座に影響を与えている」

AI要約

大谷翔平がロッキーズ戦で先頭打者弾を放ち、リーグ単独トップの数字を記録。

1番打者として絶好調な大谷は、ベッツの穴を埋める働きを見せている。

大谷の活躍が話題となり、「史上最高の1番打者」としての期待が高まっている。

ベッツ離脱後に“無双” 1番打者に抜擢された大谷翔平の「凄まじい数字」に米衝撃「オオタニは即座に影響を与えている」

 目の覚めるような一撃だった。

 現地時間6月20日にドジャースの大谷翔平は、敵地で行われたロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。初回に迎えた第1打席に移籍後初の先頭打者弾となる21号をマーク。これでブレーブスのマルセル・オズーナを抜き、リーグ単独トップとなった。

 見事に相手の出鼻をくじいた。相手先発のタイ・ブラックと対峙した大谷はカウント2-1から投じられた真ん中に甘く入った89.1マイル(約143.3キロ)のシンカーを強振。高々と舞い上がった打球はバックスクリーンにある生垣に着弾した。

 直近5戦で4発目と目下絶好調の大谷。開幕時から「不動の1番」だったムーキー・ベッツが6月16日(現地時間)のロイヤルズ戦で左手に死球を受け骨折し、長期離脱を余儀なくされると、打順も2番から1番に固定。ここからギアがまたひとつ上がった感がある。

 1番に入ってからの好調ぶりは何よりも数字が物語る。ベッツ離脱後の4試合で、打率.444(18打数8安打)、2本塁打、7打点、出塁率.524、長打率.944、OPS1.468のハイアベレージを記録。実に半分以上の打席で出塁し、得点に関与する働きを見せているのだ。

 この図抜けた働きぶりは、現地でも小さくない話題となっている。米メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXでベッツ離脱後の大谷のスタッツを紹介。そのうえで「出場した試合数のサンプルは少ないし、クアーズフィールド(高地にあるため『打者天国』とも言われる)での試合だが、オオタニはドジャース打線の1番打者として即座に影響を与えている」と絶賛した。

 早くも「史上最高の1番打者」としての呼び声も聞こえてきている。19日の試合後に「(ベッツの穴は)簡単に埋まる穴ではない」と強調した大谷は、この勢いをどこまで持続させるか。彼の一挙手一投足に世界の熱視線が注がれている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]