なでしこジャパン パリ五輪メンバーの注目は OGがポイントに挙げたのはDF陣とWEリーグ得点王

AI要約

なでしこジャパンメンバーが発表され、川上氏がエールを送る

パリ五輪メンバーは海外組やWEリーグ組が中心、若手も活躍の場

川上氏はDF陣や注目選手に注目し、メダル獲得を期待

なでしこジャパン パリ五輪メンバーの注目は OGがポイントに挙げたのはDF陣とWEリーグ得点王

 今夏のパリ五輪に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)メンバーが発表されたことを受けて、元なでしこジャパンの川上直子氏が、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組を通じてエールを送りました。

 14日に発表されたパリ五輪メンバー18人には、DF熊谷紗希選手(ASローマ/イタリア)やMF長谷川唯選手(マンチェスター・シティ/イングランド)、MF宮澤ひなた選手(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)をはじめとする海外組から12人、GK山下杏也加選手、FW田中美南選手、DF北川ひかる選手(以上、INAC神戸レオネッサ)や、MF清家貴子選手(三菱重工浦和レッズレディース)らWEリーグ組から6人を選出。昨年のW杯には選ばれていなかったMF谷川萌々子選手(FCローゼンゴード/スウェーデン)やDF古賀塔子選手(フェイエノールト/オランダ)といった伸び盛りの10代の若手も入りました。

 このメンバー選考で川上氏がポイントに挙げたのは、DF陣。「ここ最近、熊谷選手の調子があまりよくないように思うが、そのままディフェンスリーダーとして使うのか、違う選手でいくのか、若い古賀選手らを先発で使うのか……。海外の選手はスピードがあるので、どうディフェンスを組むのか、1つ、私は注目して見てみたい」とコメントしていました。

 また、パリ五輪のなでしこ注目選手については、清家選手、宮澤選手と、MF藤野あおば選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)をピックアップ。特に、2023-24シーズンのWEリーグで10試合連続ゴールを含む20得点を記録して浦和Lの連覇に貢献し、得点王とMVPをW受賞した清家選手については、「なでしこでは途中出場が多いが、この選手がスタートから出た場合、どれくらい活躍できるのか。世界でいまどれくらい通用するレベルにいるのかを見たい」と、新シーズンは海外に活躍の場を移すスピードスターに期待をかけていました。

 パリ五輪でのメダル獲得を目指すなでしこジャパン。7月13日に石川・金沢で五輪前最後の国際親善試合を戦ったあと、渡仏し、25日(日本時間26日午前0時)にグループステージ初戦のスペイン戦に臨みます。

 川上氏は、「7月13日が試合ということで(選ばれた選手たちは)もうそろそろ自主トレをしていると思う。いまはつかの間のオフ。ここから真剣勝負で精神的にも肉体的にも追い込まれる1か月になると思う。いいリフレッシュをして、いい五輪にして、日本にいい結果を届けてほしい」と、後輩たちをおもんぱかりつつ、活躍を願っていました。

※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2024年6月17日放送回より