高橋彩華、苦手コースで首位発進「雨が嫌なものを流してくれたのかな」 練習ラウンドでの〝滝行〟効果?!/国内女子ゴルフ

AI要約

東芝の高橋彩華がアース・モンダミンカップ第1日で首位に立つ。苦手コースを克服し、良いスタートを切った。

過去苦手意識のあったコースで65のスコアを記録。過去苦手とされるコースでの好成績を残した。

今季安定した成績を残しているが、2勝目を目指している。同い年の競争相手も注目されている。

高橋彩華、苦手コースで首位発進「雨が嫌なものを流してくれたのかな」 練習ラウンドでの〝滝行〟効果?!/国内女子ゴルフ

アース・モンダミンカップ第1日(20日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)ツアー2勝目を目指す高橋彩華(25)=東芝=が苦手コースを克服する8バーディー、1ボギーの65で回り、単独首位に立った。高橋の首位は初優勝した2022年「フジサンケイレディスクラシック」以来で、首位スタートは5度目。同じ1998年度生まれの黄金世代、天本ハルカ(25)=フリー=が1打差の2位につけた。

過酷な〝滝行〟で苦手意識を洗い流した高橋が、会心のスタートを切った。インから出て、5メートルをねじ込んだ11番(パー4)からバーディーラッシュ。4度の2連続で8バーディーを奪った。

「どうせ今年も駄目と思いながらやっていた。毎年ラフが深く、曲げちゃいけないという気持ちが強すぎて、逆に曲げちゃって。いいイメージは全然ないんですよ」

8度目の出場で3度の予選落ち、2022年は途中棄権もした。過去15ラウンドで60台は一度だけ。「ツアーの中で一番苦手」というコースでの「65」は苦行の賜物だ。

「土砂降りだった火曜に練習ラウンドをしたんです。コースに出た瞬間にずぶ濡れになった。カッパなんて役に立たない。あれは滝行でした。さすがに3ホールでやめたけど、雨が嫌なものを流してくれたのかな」

今季はトップ10入りが9度と安定度は抜群だが、2勝目には届かない。その間、同い年の黄金世代は既に16戦で5勝。今週は自分が主役を演じる。(臼杵孝志)