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なぜ大谷翔平はボール球を振らなくなったのか…バット使い正確な“立ち位置”を測る新ルーティンが成果「同じふうに構え同じ位置に立つのは一番大事」
ドジャースの大谷翔平選手が3連勝し、絶好調の状態であることが明らかになった。
大谷選手は最近、ボール球を振らずに失投を待つようになり、特別な工夫を凝らしている。
大谷選手は、「打撃は構えで8割5分決まる」と考え、常に構える位置を重要視している。
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◇19日(日本時間20日) ロッキーズ7―6ドジャース(デンバー)
ドジャースの大谷翔平選手が3試合連続で「1番・指名打者」で出場し、5打数2安打3打点。3点を追う2回2死満塁で4試合連続打点となる走者一掃の適時3点二塁打、6回は右前打を放って、4試合連続マルチ安打をマークした。
完全に絶好調モードに突入した。大谷はこの日も満塁での走者一層の二塁打に加え、強烈な打球の右前打と快音を響かせた。好調の理由の一つがボール球を振らずに、失投を待てるようになったこと。そのために一つの工夫を凝らしている。
先週の本拠地でのロイヤルズ戦から打席に入った時に、打席に立つ位置をホームベースの先端にバットを置き、正確に測ってから足の踏み場を決めるようにした。
この日の試合後、この意図について「同じふうに構えて同じ位置に立つのは、一番大事なこと。球場によってラインの太さが変わったりする。そこで多少ずれたりすることがないように」。さらに続けた。「同じ位置で同じように構える。同じようにボールを見ることが一番大事。動く前の段階が大事」という。
大谷の持論は「打撃は構えで8割5分決まる」だ。心地よい構えができているかどうかで勝負が決まると常に話す。「調子が悪い時は、動きどうのこうのより、構えがしっくりとこない」という。構える位置がズレれば見え方も変わる。安定した「立ち位置」のために、バット1本分の距離を測って立っている。