「GK問題は看過してはいけない」 日本代表OBが推す森保ジャパンW杯最終予選メンバー26人【見解】

AI要約

日本代表は6月シリーズのW杯アジア2次予選を5-0で終え、9月シリーズに向けてメンバーが予想される。

ゴールキーパーのポジションには不安があり、シュミット・ダニエルや若手の鈴木彩艶が注目される。

ディフェンダーでは冨安や板倉、町田らが鉄板で、3バックや4バックの戦術に合わせて選手が選ばれる見込み。

「GK問題は看過してはいけない」 日本代表OBが推す森保ジャパンW杯最終予選メンバー26人【見解】

 森保一監督率いる日本代表は、6月シリーズの北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選2試合をともに5-0で終えた。3か月後のW杯アジア最終予選がスタートするなか、9月シリーズに招集されるメンバーを日本代表OB栗原勇蔵氏に予想してもらった。栗原氏は、「パリ五輪組の台頭がない限り、サプライズはない」と断言している。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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【GK=予想枠数3人】

鈴木彩艶(シント=トロイデン/21歳)

大迫敬介(サンフレッチェ広島/24歳)

シュミット・ダニエル(ヘント/32歳)

「日本代表の正GKは誰と言うと、誰もが分かる答えはないと思います。それだけ、この数か月で変わる可能性が一番あるポジションで、最終予選までに序列が変わるかもしれない。前回のアジアカップで大会をとおして起用した鈴木が不安定でバタバタした感があるので、本気で勝ちに行く+どうしても鈴木を使いたいならベテランは必要。アジアカップで優勝できていないわけだし、あのGK問題は看過してはいけない。前川黛也(ヴィッセル神戸/29歳)は経験が少ない。さすがに権田修一(清水エスパルス/35歳)はカテゴリーのことも踏まえると選べないのかなと思うので、経験のあるシュミットとかでしょうか。谷晃生(FC町田ゼルビア)や、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)もパリ五輪次第では飛び級もあり得るかもしれない」

【DF=予想枠数7人】

冨安健洋(アーセナル/25歳)

板倉 滉(ボルシアMG/27歳)

伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン/25歳)

谷口彰悟(アル・ラーヤン/32歳)

町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ/26歳)

菅原由勢(AZアルクマール/23歳)

橋岡大樹(ルートン・タウン/25歳)

「冨安、板倉、町田、伊藤は鉄板。谷口も入ってくるでしょう。この5人は揺らがない。谷口は年齢も考えると入れ替える余地はあると思いますが、3バックだと谷口のほうが使いやすいと思います。サイドバックがガンガン前に行けるのであれば、上げ下げの可変をしながらの4バックでいいと思いますけど、菅原とか毎熊晟矢(セレッソ大阪/26歳)はいい時には前に行って攻撃に絡むことはしていましたけど、6月シリーズを見ていると、3バックにはDFらしい選手を置いてしっかり守り、ウイングバックにはビルドアップや攻撃に参加できる選手がいい気がするので、この2人はどちらかになりそうな気がします。橋岡は身体能力も高いしスピードもあるけど、リズムが違う気がするので、23人になると当落線上。(6月11日の)シリア戦では途中から冨安が右サイドバックをやっていたことを考えると、板倉と町田が信頼されているし、4バックの右で冨安を使うのもありですね」