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鎌田大地ら退団で弱体化懸念…ラツィオに記者が皮肉「ローマはキエーザも狙えるのに」
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マルコ・バローニ新監督の下で再出発を目指すラツィオについて、イタリア人ジャーナリストのジャンニ・ベッツィ氏が地元ラジオ局『ラディオセイ』のインタビューで見解を示した。
ラツィオでは今夏、近年チームを支えてきたルイス・アルベルトやフェリペ・アンデルソンらが退団したほか、来シーズンのチームの中心になるとみられていた鎌田大地も契約延長交渉が決裂。契約期間満了と共にチームを去ることとなった。さらに、イゴール・トゥドール監督の退任も決定している。
そんなラツィオだが、先日にはヴェローナの監督を務めていたバローニを新監督として招聘。指揮官の教え子であるティヤニ・ノスリンのほか、フェイエノールトのケルヴィン・ステングス、ハタイスポルのフィサヨ・デレ=バシルらの獲得に乗り出していることが現地メディアで伝えられている。しかし一部ラツィオのサポーターは、クラウディオ・ロティート会長に対する抗議デモを行うなど反発姿勢を示している。
そんな中、イタリア国営放送『Rai』のベッツィ記者がラツィオの動向を分析。ライバルのローマと比較して、ラツィオが弱体化したと指摘した。
「私はラツィオと噂される選手たちのことをよく知らない。あれだけのことが起きたのだから、ファンの関心を呼び覚ませるようなものがふさわしかった。噂されているこれらの名前を聞くと、(チームの)大規模な縮小であるように感じる」
「この街には2チームが拠点を置くが、ローマの(オーナーである)フリードキンは、ファンの賛同を得られるような監督や選手をもたらした。例えば、ローマは選手を何人か放出すれば(フェデリコ)キエーザを獲得することだって可能だ。だが、ラツィオの手には届かない名前と言ってよいだろう。この方針ではファンの心に火をつけることはできない」
「ロティートの考え方や方針は、20年間にわたって一度も変わっていない。すなわち彼がラツィオを手放すことはないだろうし、売却することはない。だからそれぞれが自分の決断を下すしかない。スタジアムに行きたいファンは行けば良いし、そうしたくないファンは、そうしなければ良い。しかし、ファンは夢を必要としている。光を灯せるような選手を必要としている。ところで『コリエレ・デロ・スポルト』の記事を読んだのだが、バローニの契約には“スクデットの褒賞”も含まれているようだね。これには大笑いしてしまったよ」