エミリッドバハマヘッド×USTマミヤシャフト「球が上がってしっかりキャリーで飛ぶクラブ」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】

AI要約

福岡県大野城市にある「福岡ゴルフ工房」で人気のカスタムクラブについて紹介。

クラフトマンの徳永さんは、顧客の要望に応えるために技術と知識を組み合わせたアップデートを行っている。

女性でも気軽に相談しやすい工房で、クラブの組み立てだけでなく見た目の重視も特徴。

エミリッドバハマヘッド×USTマミヤシャフト「球が上がってしっかりキャリーで飛ぶクラブ」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】

地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房の「飛ぶスペック」を週イチで紹介! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。

連載19回目は福岡県大野城市に工房を構える「福岡ゴルフ工房」の徳永さんがおすすめする1本をご紹介。徳永さんは、「福岡ゴルフ工房」を創業した福留義次さんに師事し、昔ながらの技術と現代の知識をアップデートして日々の要望に応えているそう。主な顧客には「東急大分オープンゴルフトーナメント2024」で初優勝を果たした八川遼プロのほか、九州ミッドアマの予選通過者が多いという。顧客からのニュアンスを拾っていき、クラブを調整するため、お互いに意思疎通が取れる工房としても人気だ。

工房を始めた理由を聞くと「男性のクラフトマンさんが多いので、敷居が高いイメージがあったんです。私のような人がすることによって女性をはじめ、若い世代のゴルファーが相談しやすいような工房を作れたらなと思って引き継ぎました。またクラブを組み立てるだけではなく、見た目も重視して組み立てるのが得意です」と徳永さん。女性ならではの視点から提案できることも魅力だ。

フィッティングのこだわりを聞くと、「まずドライバーを打つ前にアイアンを見させていただくことが多いです。アイアンのシャフトを見て、スウィングのどこで一番力を加えているかを見ます。そこから逆算していって、まず合うものではなく“合わない”シャフトを探していくんです。手元が緩い、硬いシャフトを打っていただき、どんどん合わないタイプを除外して、最後に合うタイプを何本か試していきます。自身に合わないシャフトをわかっていただけるようなフィッティングを心掛けています。合わないシャフトがわかるとリシャフト時の基準ができるので、買い替えの際に大きく失敗する確率も防げると思います」と語った。