子どもたちが競輪&オートレースの魅力体験…札幌市で「スポカルSP2024」開催

AI要約

スポーツ&カルチャー体験フェスティバル「スポカルSP2024」が札幌で開催。2万人以上が参加し、競輪やオートレースなど30種目のスポーツやカルチャーを楽しんだ。

競輪やオートレースを統括するJKAがブースを設置。来場者にVR体験や自転車競走を提供。人気オートレーサーも登場し、イベントを盛り上げた。

早川選手と佐藤選手が子供たちを前に活躍。2人とも競輪やオートレースの魅力を訴え、新たな才能を発掘する可能性を示唆。

子どもたちが競輪&オートレースの魅力体験…札幌市で「スポカルSP2024」開催

 スポーツ&カルチャー体験フェスティバルの「スポカルSP2024 at つどーむ」が16日、札幌市スポーツ交流施設「つどーむ」(札幌市東区栄町885―1)で開催され、2万人以上が来場し、約30種目のスポーツ、カルチャーに触れて楽しい時間を過ごした。

 競輪、オートレースを統括する公益財団法人JKAもブースを開設した。競輪とオートレースの売り上げを社会的な課題解決に役立てる補助事業の周知とともに、来場者向けのオートレースのVR体験や固定式の自転車による競走などを実施した。

 ステージでのトークショーには人気オートレーサーの早川清太郎(41)=伊勢崎所属=、北斗市出身のガールズケイリンレーサー・佐藤乃愛(20)=北海道、126回生=が登場した。2人がステージに上がると大きな歓声が沸き起こった。早川は「子どもたちと純粋に接することができるイベントは大歓迎です。もっと北海道でオートレースの知名度を上げていきたい」と話した。ブースを訪れた子どもたちに笑顔で接した。

 7月に本格的なデビューを控える佐藤は、大観衆を前に「イベントには参加したことがありますが、これほど多くの人の前は初めて。圧倒されました」と話しつつ、初めての賞金で両親に「ポータブルのエアコンを買いました」と感謝の気持ちを忘れていない。そして「今回来場してくれた子どもたちの中から、ガールズケイリンを目指してくれる子どもがいればいいですね」

 大盛況となったブースでも早川は「オートレーサーは自分の努力次第で稼げる仕事です」とアピール。佐藤も「自転車経験がなくても選手になることはできます。少しでも興味を持ってくれたらうれしいです」と話した。2人はスポカルの会場を後にした後、公営競技の場外発売所「サテライト石狩」に向かい、トークショーを行った。

 日本競輪選手養成所第129、130回生の募集は8月21日まで。オートレースも来月にも募集要項が発表される。