【高校野球】伊豆総合の “宝くじ”バッターの福田栞大が大当たり…夏の前哨戦制す

AI要約

伊豆総合が吉原工を破って優勝

福田選手の活躍が光る

高村選手もチームのために力を発揮

【高校野球】伊豆総合の “宝くじ”バッターの福田栞大が大当たり…夏の前哨戦制す

◆高校野球◇静岡県東部工業大会▽決勝 伊豆総合8-5吉原工(16日・裾野球場)

 県東部で工業の専門学科がある4校が夏の“前哨戦”を行った。決勝では伊豆総合が吉原工を乱打戦の末、8―5で下して優勝した。

 “宝くじ”バッターの福田栞大(かんた)一塁手(3年)が大当たりだ。6―4の6回2死一、二塁、187センチ、100キロの体格でど真ん中の直球を強振。左翼手の頭上を越え2点適時二塁打を放った。4打数3安打4打点の活躍。「チームに貢献できた。うれしい」。杉山隆俊監督(33)は喜びから「飛ぶか飛ばないか。宝くじみたいな子」と冗談めかした。

 準決勝で完投した絶対的エースの高村玲央麻(3年)が決勝での登板を回避する中で、打線を引っ張った。50メートル走は7秒6。「長打性の打球も足が遅いので単打になってしまうことも多いですが」と笑みを浮かべながら、持ち味の強打を発揮することを誓った。同校の夏1勝は2016年以降遠ざかっているが目標は「夏16強」。チームのために打撃の当選確率を上げていくだけだ。(伊藤 明日香)