小木曽喬、逃げ切ってツアー初V「ちょっと泣きそうになった」 韓国ツアーのシードも獲得/国内男子ゴルフ

AI要約

小木曽喬がハナ銀行招待最終日に首位から逃げ切り、ツアー初優勝を果たした。

小木曽はパー5の18番でバーディーを決めて勝負を決定し、感極まって涙する場面もあった。

小木曽は愛知県出身で、将来は日本での活躍だけでなく海外でもプレーしたいと語った。

小木曽喬、逃げ切ってツアー初V「ちょっと泣きそうになった」 韓国ツアーのシードも獲得/国内男子ゴルフ

ハナ銀行招待最終日(16日、韓国・南春川CC=7335ヤード、パー71)プロ10年目の小木曽喬(たかし、27)=フロンティアの介護=が5バーディー、2ボギーの68で回って通算14アンダーとし、首位から逃げ切ってツアー初優勝を果たした。張裕彬(22)=韓国=が1打差の2位。前田光史朗(23)と比嘉一貴(29)=ともにフリー=が通算11アンダーで3位だった。

首位に並んでいたパー5の18番で勝負を決めた。小木曽はグリーン手前から3打目のアプローチをピン30センチにつけてバーディー締め。ウイニングパットを沈め、両手を韓国の空に突き上げた。

「本当にすごくうれしい。アプローチを打った瞬間に、ちょっと泣きそうになった」

2打リードの単独トップで出て、1番でバーディーを先行したが、中盤は出入りの激しい展開に。それでも「メリハリがちゃんとできた」と、後半は2バーディーと伸ばして逃げ切った。

首位タイから12位に終わった前週の国内メジャー「BMW日本ツアー選手権森ビル杯」に続く、今季3度目の最終日最終組だった。「負けてすごく悔しかった。きょうも勝てないのかなと思う瞬間はあった」というが、ついに頂点に立った。

愛知県出身で、福井工大福井高3年時に「日本アマ」を制した実力者。昨季レギュラーツアーで出場した全24試合で予選を通過して初シードを手にした。

この優勝で韓国ツアーのシードも獲得し「日本で活躍したいが、海外も行きたいと今回改めて思った」。夢を膨らませる初優勝に、小木曽の笑みが広がった。