松山英樹「明日しっかり良いプレーができるように準備を」 メジャー2勝目へ5差5位V圏内

AI要約

第3日の全米オープンで、松山英樹が70のスコアで通算2アンダーとし、5位に順位を上げた。

松山は前半でスコアを落としたが、後半でバーディーを連続して復活し、最終日に向けて好調な状態に入った。

ブライソン・デシャンボーとの差は5打で、2勝目へ逆転を狙って最終日に臨む。

松山英樹「明日しっかり良いプレーができるように準備を」 メジャー2勝目へ5差5位V圏内

◆米男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米オープン 第3日(14日、米ノースカロライナ州パインハースト・リゾート=7569ヤード、パー70)

 第3ラウンドが行われ、3打差8位から出た松山英樹(LEXUS)は4バーディー、4ボギーの70で回って通算2アンダーとし、首位と5打差の5位に順位を上げた。前半でスコアを2つ落として折り返したが、2アンダーに戻してホールアウト。「なかなかうまくいかなかったけど、後半に取り戻せたので良かったかなと思う」と振り返った。

 2番で一度グリーンを捉えた第2打が花道まで転がり落ち、ボギーが先行。3番で1・5メートルを沈めてバウンスバックに成功するも、4番、7番でボギーを喫した。トップと6打差の10位で入った後半は、ショットで作ったチャンスをものにした。

 11番で158ヤードからピン1・2メートルにからめ、12番は187ヤードをピン手前1・8メートルにつける連続バーディーでスコアを戻すと、14番では127ヤードからピン手前2メートルに止めて、3アンダーに伸ばした。

 15番パー3はティーショットがグリーンをショートしたが、パターで2メートル弱まで寄せて沈めて、パーをセーブした。16番でも1・8メートルのパーパットをねじ込んだ。

 「最後は無駄なティーショットとセカンドとで、もったいないボギーだった」と残念がったのは18番。ティーショットを左に曲げ、第2打は右バンカーへ。7メートル弱のパーパットはカップ右を抜け、ボギーを喫した。

 2020年大会覇者のブライソン・デシャンボー(米国)との差は5打で、2位グループとは2打。「明日しっかり良いプレーができるように準備をしたい」。2011年マスターズ以来のメジャー2勝目へ、逆転圏内で最終日へ向かう。