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ソフトバンク・広瀬隆太、初ホームランが決勝打に 「一番うれしかった」
期待のルーキー、広瀬隆太がプロ初本塁打でソフトバンクの勝利に貢献。
広瀬は慶大出身で、慶大時代には20本塁打を放つスラッガーとして活躍。
広瀬は中日のビシエドからもらったバットで一番うれしい本塁打を打ち、次は自分のバットでアーチを描く意気込み。
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◇○ソフトバンク2―0阪神●(14日・みずほペイペイドーム)
期待のルーキーが、本拠地のファンに待望の一発を届けた。ソフトバンクの広瀬隆太が、プロ初本塁打で決勝点を生み出しチームを勝利に導いた。
五回2死、8番・笹川吉康がプロ初安打で出塁すると、プロ初盗塁も決めて好機が生まれた。そこで打席に入ったのが広瀬だ。追い込まれてからの4球目。高めの直球を振り抜くと、高く上がった打球は虎ファンで埋まる左翼スタンドへ。「なんとか入ってくれ」と願った打球はそのまま吸い込まれて2ランとなった。
慶応高(神奈川)から慶大を経て、ドラフト3位で入団した。東京六大学リーグでは歴代4位の通算20本塁打を放ったスラッガーだ。今季は二塁手のけが人が相次いだことで、5月末に1軍へ呼ばれた。ただ持ち味の打力で本来の力を発揮できず、好機でもあと一本が出なかった。
この日使ったバットは、以前から親交のある中日のビシエドから贈られたものだった。「今までの本塁打の中で一番うれしかった。憧れの選手のバットで結果が出せたので感謝です」。次こそは自分のバットでアーチを描くつもりだ。【林大樹】