J2清水・ルーキーFW郡司璃来が4発!「まだ決められるチャンスがあった」…天皇杯2回戦

AI要約

清水エスパルスが天皇杯2回戦で三菱重工長崎を9-0で下し、新人FW郡司璃来が4得点を挙げて活躍。

郡司璃来はプロ初ゴールを含む4得点を記録し、ホープとして期待される若手選手であることを証明。

チームは平均年齢が若くフレッシュな面々で構成され、今後の成長が期待されている。

J2清水・ルーキーFW郡司璃来が4発!「まだ決められるチャンスがあった」…天皇杯2回戦

◇サッカー 天皇杯 2回戦 清水エスパルス9-0三菱重工長崎(12日・アイスタ)

 2回戦が行われ、J2清水エスパルスは新人FW郡司璃来(18)が4発をマークするなど長崎1部・三菱重工長崎を9―0で下して2大会ぶりに3回戦に駒を進めた。

 清水のホープが未来への一歩をド派手に踏み出した。郡司は3点リードの後半12分、中央からねじ込んでプロ初ゴール。「自分がこだわっているのは点を取ること」と話していたルーキーはここから勢いに乗った。

 同19分に右クロスに反応して頭で2点目。同24分、前に出たGKをかわして3点目を放り込むと、同38分にもトドメの4点目を決めて主役を演じきった。“ハット超え”の18歳は先輩からのねぎらいに会心の笑顔で応えた。

 市船橋高では昨冬選手権1回戦でいきなり3得点するなど5ゴールで得点王を獲得。ここまでリーグ戦の出場は2試合にとどまるが、4月末から5月上旬にかけスペイン1部・マジョルカのBチームに練習参加し一皮むけた。「落ち着いてプレーできるようになった。今まで奪われていた場面でもボールをキープできるようになった」。高校の先輩でもある秋葉忠宏監督(48)は「点を取る部分は面白いものを持っていると再確認できた。ただまだ消えている時間もあり、そこはノビシロ。成長速度を上げてレギュラーに食い込んでほしい」と期待を込めた。

 リーグ戦から約4歳若返った平均24歳のフレッシュなメンバーは、相手GKが退場したこともあり今季公式戦最多の9発を記録した。3回戦は7月10日、J1京都と対戦する。リーグ戦は16日から後半戦の“開幕”で愛媛戦が待つ。若き力が台頭しつつあるオレンジ軍団はさらに加速していく。(武藤 瑞基)

 ☆清水FW郡司璃来(プロ初ゴールを含む4得点の大暴れ)「うれしいですし、まだ決められるチャンスはあったのでこだわっていきたい」

 ◆郡司 璃来(ぐんじ・りく)2005年8月3日、千葉県生まれ。18歳。JSC CHIBAから市船橋に進み、2年時から背番号10。21年にU―16日本代表候補に選出され、22年にU―17、23年はU―18日本代表。同年10月にJ2清水加入内定が発表された。176センチ、72キロ。