新潟・早川 一発勝負任せろ 8強進出のルヴァン杯で手応え 12日に天皇杯2回戦でJ3北九州と対戦

AI要約

アルビレックス新潟は、天皇杯2回戦に臨むDF早川史哉が自信を見せる。チームはルヴァン杯の成績を手応えにしており、成長を感じている。

一発勝負のトーナメント戦への集中を強調する早川は、得点を狙いながら守備をしっかりと行い、勝負の肝を磨いていると語る。

昨年の天皇杯での悔しい経験を胸に、PK戦以前に勝負を決めたいと意気込んでいる早川。コンディション面でも全力を尽くし、次の試合に臨む準備を整えている。

新潟・早川 一発勝負任せろ 8強進出のルヴァン杯で手応え 12日に天皇杯2回戦でJ3北九州と対戦

 サッカーの第104回天皇杯全日本選手権はきょう12日、全国各地で2回戦を行う。アルビレックス新潟はホームでJ3北九州と対戦。ベスト8進出のルヴァン杯で手応えを得たDF早川史哉(30)は、一発勝負のトーナメント戦に自信を見せている。

 リーグ戦では首位町田を撃破。ルヴァン杯は9年ぶりのベスト8入り。新潟は6月に入って波に乗ってきた。チームとしての成長を感じている早川は、天皇杯も目標の“てっぺん”へ、まずは初戦突破に集中している。

 負ければ終わりの一発勝負。ただ、早川はルヴァン杯を勝ち抜いてきた自信をのぞかせる。9日の長崎戦も引き分け以上で突破が決まる状況で、押し込まれる時間が多く、先制も許したがFW長倉の得点で追い付いた。

 「難しい状況でもしっかりと守備をしながら得点の機会をうかがう。得点を狙いながら守備のマネジメントする。そこは物凄くいい試合を経験できている」。相手よりも失点数は少なく、ゴールは多く決める。シンプルではあるものの勝負の肝の部分で、磨きがかかってきた。

 昨年の天皇杯は準々決勝で優勝した川崎FにPK戦で敗れた。その試合で延長戦終了間際に劇的なゴールを決めたが、悔しい思い出に変わっただけに「PKになる前にどの試合も決したい。90分で勝ち切れたらいい」と力を込める。

 先発フル出場した9日の長崎戦から中2日。暑さや移動もあってコンディションづくりは難しい。それでも「比較的普段通り」と涼しい顔。移動後にオフだった10日はクラブハウスを訪れ、はだしでピッチを歩いた。11日も温水と冷水に交互に入る「交代浴」を行い、体も心もリラックスした。あとは次に駒を進めるため、試合で全力を尽くすのみだ。 (西巻 賢介)