バレーボール日本女子、格下の韓国に3―0で快勝 負ければ大幅減点もなんのストレート勝ち

AI要約

ネーションズリーグ女子福岡大会で日本が韓国に3-0で勝利し、7勝2敗を記録。

日本はホームでの初戦を大きな勝利で飾り、パリ五輪出場権獲得に向けて重要な勝利を挙げた。

次はカナダとの試合が控えており、6大会連続の五輪出場を目指す。

バレーボール日本女子、格下の韓国に3―0で快勝 負ければ大幅減点もなんのストレート勝ち

◆バレーボール ネーションズリーグ女子福岡大会 日本 3―0 韓国(12日、北九州市西日本総合展示場)

 1次リーグ第3週がホームで始まり、パリ五輪の出場権獲得を目指す日本は、アジアの宿敵・韓国を3―0で下し、7勝2敗とした。17日付の世界ランクで決まる五輪切符獲得へ、韓国にストレート負けした場合、ランクに関わるポイントで18・99点も失っていただけに、大きな勝利でホーム初戦を飾った。

 ホームでは21年東京五輪の1次リーグで2―3で敗れていた相手に対し、第1セット(S)は石川真佑の強烈なスパイクから幕を開けた。その後は岩崎こよみのサービスエースなどで4連続得点。中盤は一進一退の展開が続くも、15―11から主将・古賀紗理那の連続得点が決まるなど、18―11と突き放した。終盤にも立て続けに得点を奪い、最後は石川が締めて25―16で先取した。

 第2Sは序盤から互いに譲らず、5―5に。そこから日本は石川のスパイクが決まるなど、3連続得点とした。韓国がタイムアウトを取るも、流れを切らさず石川、古賀がスパイクを決め点数を重ねた。石川のブロックも光り、6連続得点で11―5とした。だが、相手も負けじと4連続得点で11―9と差を詰められた。12―10からは荒木彩花のブロックポイントを手始めに、岩崎のサービスエース、石川のバックアタック、林琴奈のライトからのスパイクが決まるなど、17―10と再び突き放した。終盤には途中から出場した和田由紀子が2得点を挙げるなど、25―16で2S連取とした。

 第3Sは序盤から林、古賀が2得点ずつマークするもミスが響き7―10と劣勢に。だが、長いブロックの末に石川がブロックを決めると、再び流れが日本に傾いた。4連続得点で11―10と逆転。その後は韓国に3連続得点を奪われ、この日最初のタイムアウトを要求した。17―7と互角の試合を繰り広げるも、相手のサービスエースなどで17―20とピンチに。再度タイムアウトを取ると、途中出場の渡辺彩、宮部藍梨が得点し20―20と追い上げた。石川が3得点を積み重ねて23―21に。ラストは古賀がレフトから強烈なスパイクを決めて、25―23で競り勝ち、宿敵にストレート勝ちを収めた。

 次戦は五輪切符を争うカナダとの重要な一戦。6大会連続の五輪出場に勢いをつける。

 ◇福岡大会の日本の試合日程(12~15日は午後7時20分開始、16日は同6時45分開始)

 ▽12日 3―0韓国(38位)

 ▽13日 カナダ(10位)

 ▽15日 セルビア(8位)

 ▽16日 米国(5位)

カッコ内は試合前の世界ランク。日本は6位。

 ◇日本女子のパリ五輪への道 12枠のうち、昨年五輪予選で出場権を獲得したトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国と、開催国・フランスの7チームが決定。残る5枠は16チームで争うNL1次リーグ終了時の17日付の世界ランクで決定。アジア・オセアニア、アフリカ大陸はまだ出場権を得ておらず、日本はアジア最上位となるか、すでに出場を決めたチームなどを除く上位3か国に入ることが条件。