バレーボール女子、パリ切符かけた大一番 真鍋監督「初戦が大事。最大集中」ネーションズリーグ12日初戦は韓国戦

AI要約

福岡大会で開幕したバレーボール女子・ネーションズリーグ。日本代表は五輪切符獲得を目指し、激しい試合が控える。

五輪出場権を獲得するためには、条件を満たす必要があり、初戦の重要性が高い。

世界ランキングやチームメンバー、対戦相手についても詳細に紹介されている。

バレーボール女子、パリ切符かけた大一番 真鍋監督「初戦が大事。最大集中」ネーションズリーグ12日初戦は韓国戦

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ」(11日、西日本総合展示場)

 1次リーグ第3週の福岡大会が開幕した。日本にとっては、五輪切符獲得をかけた大一番。12日に韓国、13日にカナダ、15日にセルビア、16日にアメリカと対戦する。この日は公開練習が行われ、取材に応じた真鍋政義監督は「全員の調子がいい」と自信をのぞかせ、「まずは初戦が大事。最大集中していきたい」と意気込みを語った。

 パリ五輪の出場枠は「12」。昨年の時点で7カ国(開催国枠のフランス、トルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)が決まっている。残り5枠は、今大会の1次リーグ終了時点(6月17日)の世界ランキングで決定する。日本が五輪出場権を獲得する条件は2通り。①アジア最上位に立つ。②アジア最上位、アフリカ最上位を除く上位3位以内に入る。

 現在日本はアジア最上位の世界ランク6位。下位との差は大きく開いているため、初戦の韓国、13日のカナダ戦で勝利すればパリ五輪切符は大きく近づくことになる。指揮官は「相手のことは全く関係ない。初戦の韓国戦に勝ちにいく」と気を引き締め、主将の古賀紗理那も「ポイントを取らないといけない。プレッシャーはありますけど、いいパフォーマンスをしっかり出せるようにしたい」と覚悟をにじませた。

 ◆世界ランキング(10日時点)

 【1】トルコ

 【2】ブラジル

 【3】ポーランド

 ④イタリア

 【5】米国

 ⑥日本(アジア最上位)

 ⑦中国

 【8】セルビア

 ⑨オランダ

 ⑩カナダ

 【11】ドミニカ共和国

 ⑫ドイツ

 【19】フランス

 【20】ケニア(アフリカ最上位)

 ※【】はすでに五輪出場権を獲得している国。

 メンバー14人は以下の通り。

 ▽OH 林琴奈(JT)、古賀紗理那(NEC)、石川真佑(ノバラ)、井上愛里沙(姫路)、黒後愛(埼玉上尾)、和田由紀子(日本バレーボール協会)

 ▽MB 渡辺彩(久光)、山田二千華(NEC)、宮部藍梨(姫路)、荒木彩花(久光)

 ▽S 岩崎こよみ(埼玉上尾)、関菜々巳(日本バレーボール協会)

 ▽L 小島満菜美(NEC)、福留慧美(デンソー)