【天皇杯】東京Vが長野に5-0と圧勝、3回戦進出 終盤には山見ウイングバックの新戦術も披露

AI要約

東京ヴェルディがAC長野パルセイロに5-0で勝利し、3回戦進出を果たした。

試合では山田剛綺、袴田裕太郎、山見大登、食野壮磨、木村勇大がゴールを決め、圧倒的な展開を見せた。

東京Vは新システムを試しながらも、リーグ戦にも向けて力強い戦いを見せた。

【天皇杯】東京Vが長野に5-0と圧勝、3回戦進出 終盤には山見ウイングバックの新戦術も披露

<天皇杯:東京V5-0>◇12日◇2回戦◇味フィ西

 東京ヴェルディがJ3のAC長野パルセイロに5-0と圧勝し、3回戦に駒を進めた。

 中2日の15日にサンフレッチェ広島戦(アウェー)を控える中、ベストメンバーに近い顔触れで臨んだ。前半から主導権を握ると、30分に染野のスルーパスからFW山田剛綺が抜けだし右足でゴールを決めて先制。さらに43分、右CKからMF食野壮磨が入れたボールをMF袴田裕太郎が頭で合わせてゴール。2-0とリードを広げた。

 後半13分にはPKの絶好機でFW木村勇大がシュートしたボールを長野GK金にセーブされた。思わず木村が頭を抱えたところ、そのこぼれ球を再び袴田が押し込み追加点。3点リードとなり、試合は東京Vの一方的な展開となった。

 さらに後半31分、縦パスから抜け出したFW山見大登が左足で打つと見せて右へ切り返し、相手選手を翻弄。そのまま右足でゴール右隅に鮮やかにゴールを決めた。4-0とした。

 終盤には左シャドーとしてゴールに向かっていた山見を右のウイングバックに入れる新システムも試した。勝負にこだわりながら、今後のリーグ戦も見据えて戦った。

 後半40分にはFW木村がドリブルでゴール前まで運び、右サイドをオーバーラップする山見の動きを利用し、パスを出すと見せて豪快に右足を振り抜いた。このシュートもゴール左隅に決まった。ウイングバック山見は後方から縦に抜ける走りを披露。90分を通して攻守に圧倒し続け、東京VがJ1クラブの貫禄を見せつけた。