阪神・村上 自己ワースト更新4連敗 意地の8回4失点完投も5敗目「勝てなかったら意味がない」

AI要約

阪神・村上が無念の完投黒星を喫し、自己ワーストの4連敗となった。試合を決定づける追加点を奪われ、悔しさを露わにした。

先発投手としては好調だったが、中盤の失点シーンで打たれ、八回に再度打たれて負けた。自らの責任を認めるコメントを残している。

昨年6月以来の完投黒星となり、火曜日に関する記録も悪化。しかし、次の試合に向けて反省点を修正し、勝利を目指す意気込みを見せている。

阪神・村上 自己ワースト更新4連敗 意地の8回4失点完投も5敗目「勝てなかったら意味がない」

 「オリックス4-0阪神」(11日、京セラドーム大阪)

 昨年の日本シリーズ以来となるオリックス戦で、無念の完投黒星を喫した。阪神・村上が自己ワースト更新の4連敗。八回に試合を決定づける追加点を奪われると、両手を膝について、悔しさを漂わせた。

 「勝てなかったら意味がないんで。点を取られてなかったら、負けてなかったわけなので。自分が打たれて負けただけなので。それだけです」。大崩れをしたわけではない。先発として104球を投げても、敗戦の責任を一身に背負った。

 序盤はテンポ良く、少ない球数で試合を進めた。初回、三回に続く、3度目の三者凡退とした四回は、わずか9球で終わらせた。好投が一転、「リズムを崩したとか、そういうのはないんで。ただ打たれただけなんで」と振り返ったのは、中盤の失点シーン。五回に先頭・紅林の中前打を皮切りに、頓宮の適時二塁打で先制点を献上した。六回にも4連打が絡んで、2点目を失った。

 「なんとか、ずっと最後まで投げきりたかったんで」と志願して向かった八回のマウンドで、再びつかまった。来田の初球打ちから始まった4連打で2失点。早いカウントから仕かけてくるバファローズ打線を「それは分かってましたし、それで球数少なく行ってたんで」と理解はしながらも、いなすことはできなかった。

 昨年6月6日・楽天戦(楽天モバイル)以来となる完投黒星。8回4失点で、11安打は自己ワーストとなった。開幕からローテの火曜を任されるも、火曜は5連敗の2勝6敗2分けで、勝率・250まで下がった。週の始めにチームに勢いを与えることができない試合が続く。

 負のデータが並んでも、次の戦いはすぐにやってくる。「またいろいろ考えてやりたいと思います」。4月30日から遠ざかっている白星。勝利への渇望を原動力に反省点を修正し、3勝目へつなげるしかない。