【バレーボール女子】パリ五輪切符へ“運命の最終決戦”残り5枠どうなる? 負けると激減のポイントと条件

AI要約

バレーボールのネーションズリーグ女子1次リーグ福岡大会が開幕し、日本は次の試合で韓国と対戦する。

世界ランクに基づいて、五輪出場権を争うためのポイントシステムがある。

日本はイタリア、中国、オランダ、カナダらと競い、上位4カ国に入れば五輪出場権を獲得できる。

 バレーボールのネーションズリーグ女子1次リーグ福岡大会は11日に北九州市の西日本総合展示場で開幕した。日本はこの日試合がなく、12日に韓国と対戦する。6大会連続五輪出場を懸けた最後の4試合が始まる。

 パリ五輪出場国残り5カ国は福岡大会後、17日付の世界ランクで決まる。最優先は出場決定国のない大陸(アジア・オセアニア、アフリカ)の最上位。日本はアジア・オセアニア最上位になるか、出場権を得ていない国の中で上位3カ国に入ることが条件。

 アフリカ大陸を除く五輪出場の有力候補は日本(世界ランク6位)、イタリア(同4位)、中国(同7位)、オランダ(同9位)、カナダ(同10位)の5カ国。日本はこの中で上位4カ国に入れば五輪出場権を得る。

 世界ランクを決めるポイントは勝てば加算され、負ければ減少する。対戦相手の世界ランク、獲得セット数によっても増減するポイントが変わる。

 ストレート勝ちした方がセットを失って勝つより獲得ポイントが多い。また世界ランクが自国より上の国に勝てば多くのポイントを獲得できるが、下の国が相手なら勝っても獲得ポイントが少なく、敗れれば多くのポイントを失う。

 韓国は世界ランク38位で格下のため、3―0の勝利でも1・01、セットを奪われると勝っても0・01しか加算できない。逆に敗れると、2―3で13・99、0―3なら18・99と多くのポイントを失う。世界ランク上位を維持するため韓国には絶対に負けるわけにはいかない。

 13日に対戦するカナダは五輪出場権を争うライバル。直接対決で勝てばポイント差を大きく広げることができる。カナダとの現在のポイント差は40・88と優位な状況にある。他国の成績にもよるが、韓国、カナダに連勝すればパリ五輪切符に大きく近づくことになる。