【福岡ボート(サマータイム)一般】加藤政彦 ここが踏ん張りどころ

AI要約

加藤政彦は今期、自己最高の勝率をマークしてA1に復帰し、過去の自分を超えるための戦いを繰り広げている。

過去の成績からメンタル面の強化により、成績アップにつながっていることを実感している。

低調な機力でもA1常連として成績をまとめるため、今節はワンランクステップアップするために全力を尽くす決意を示している。

【福岡ボート(サマータイム)一般】加藤政彦 ここが踏ん張りどころ

<10日・福岡ボート・前検日>

 今期(5月~)が正念場だ。加藤政彦(40)=東京=は前期(昨年11月から今年4月)に自己最高勝率となる6.75をマークしてA1に復帰。これが3度目のA1在籍となるが、過去に2期連続でA1をキープしたことがないとあって、今期は過去の自分を超えるための戦いとなる。

 前期の活躍は「全ての流れがうまくはまった感じでたまたまです」と謙遜するが、6点台後半の勝率は決してフロックでは取れない。思い返して変わったことが一つだけあるという。「若い時と比べて事故は減りました。冷静にレースをできている感覚はあります」。メンタル面の強化が成績アップにつながっているのは間違いない。

 ポイントは継続性。今期は現在勝率が4.96と出だしにややつまずいただけに、ここからが勝負だ。「今期はやはりというか、最初からずっと流れが悪い方向に向いてばかり。ここが我慢のしどころだと思うし、踏ん張らないといけないですね」

 手にした41号機は低調機シリーズの今節でも下位ランクに該当。実際に前検気配も、「足合わせで下がることはなかったけど、Sが届いていないし、何かしっくりしない」と芳しくない。ただ機力が悪くとも成績をまとめるのがA1常連であり、本物の実力者。自らをワンランクステップアップさせるためにも、今節は機力の悪さを感じさせない走りを披露する。(森 大輔)