ゴルフ・19歳林田直也選手、九州アマチュア選手権初優勝…中学時代から挑戦「今年は自信あった」

AI要約

19歳の林田直也選手が熊本で開催された九州アマチュア選手権で初優勝を果たし、大会レコードの通算15アンダーで快勝した。

林田直也選手は大学での筋力強化とスイング改造の成果を活かし、安定感が光るプレーを見せた。

北九州市出身の林田選手は、これからも憧れのプロゴルファーを目指して努力を惜しまない姿勢を貫いている。

 ゴルフの九州アマチュア選手権は5月28~31日、熊本市の熊本ゴルフ倶楽部城南コースで開かれ、林田直也選手(19)(日大2年)が初優勝を飾った。パー72の4日間大会で、大会レコードとなる通算15アンダーでの快勝。中学生の頃から挑戦してきたタイトルを獲得し、「今年は自信があった」と胸を張った。

 雨とも戦いながら、初日から首位を守っての完全優勝。抜群の安定感は、大学で取り組んでいる筋力強化とスイング改造の成果だ。「テイクバックから修正した」という新たなスイングでは、ロングアイアンでもストレートの球筋を打てるようになったといい、ショットの精度が増して飛距離も伸びた。

 北九州市出身で、中学、高校は強豪の沖学園(福岡)のゴルフ部に所属。早朝練習に参加するため、北九州の自宅から午前4時台の電車で通うなど、努力も惜しまなかった。その姿勢は今も変わらず、憧れの先輩の背中を追っている。

 その人は、昨年アマチュアながら国内ツアーのダンロップフェニックスを制してプロ転向した杉浦悠太選手(22)。「自分もアマで優勝して(プロに)というイメージを持っている。まずはナショナルチームに入って強くなりたい」。九州王者として臨む日本アマ選手権(25日開幕)が、その足がかりとなる。(崎田良介)