車いすテニスの革命児・小田凱人、自身初の4大大会ダブルス優勝と、シングルスと合わせた2冠ならず

AI要約

全仏オープン車いす男子ダブルス決勝で小田凱人が初の4大大会優勝を逃し、英国ペアに敗れる。

小田は2冠を目指していたが、逆転のならない試合となりパリ・パラリンピックにも期待がかかる。

レジェンド国枝慎吾を超えるパラリンピック同時2冠の記録に挑む姿勢を見せている。

車いすテニスの革命児・小田凱人、自身初の4大大会ダブルス優勝と、シングルスと合わせた2冠ならず

◆テニス 全仏オープン(8日、パリ・ローランギャロス)車いす男子ダブルス決勝

 【パリ8日=吉松忠弘】男子シングルスで2連覇を達成した世界ランキング2位の小田凱人(ときと)=東海理化=が、ダブルスで自身初の4大大会優勝を逃した。三木拓也=トヨタ自動車=とのペアで、アルフィー・ヒューエット、ゴードン・リード=ともに英国=組に1-6、4-6のストレートで敗退した。

 4月のジャパンオープン決勝で、この日の相手であるダブルス世界1位、2位の英国ペアをフルセットで破った。その自信で、今大会前には「今回は(単複)2冠を狙いたい」と話していた。

 2冠となれば、同じ会場で行われるパリ・パラリンピックでの同時2冠にもつながるはずだった。レジェンド国枝慎吾だけでなく、パラの同時2冠は誰も成し遂げていない前人未踏の記録だ。パリ・パラリンピック本番のチャンスで、再び歴史を変える意気込みだ。