阪神“2度目の開幕戦”快勝 岡田監督、異例の練習前ミーティングで野手にゲキ

AI要約

阪神は“2度目の開幕戦”を快勝で飾り、連敗を3で止めた。

岡田監督は再出発の意味を感じ、選手も負けている時でも点を取る姿勢を示した。

節目の一戦で打線がつながり、貯金「1」を手にした阪神が再出発の一歩を踏み出した。

阪神“2度目の開幕戦”快勝  岡田監督、異例の練習前ミーティングで野手にゲキ

 「阪神5-1西武」(7日、甲子園球場)

 阪神は“2度目の開幕戦”を快勝で飾った。連敗を3で、甲子園での連敗も6で止めた。岡田監督は「再出発いう意味では、一番区切り的にもいい日やったんちゃう」と勝利の味をかみしめた。

 貯金が消滅した6日には「これで(貯金)ゼロなったんやから。明日から開幕するんやから。それだけよ」と出直しを宣言していた。この日の練習前には珍しく首脳陣と野手が室内練習場に集められた。異例のミーティングでは岡田監督も言葉をかけたという。

 選手会長の中野は詳しい内容は伏せつつ「苦しい中でも貯金ゼロで元に戻っただけ。監督も『ここからスタート』とおっしゃっていた」と顔を上げた。岡田監督も多くは語らなかったが「みんなもう分かってるよ。負けてる時でも何とかそら、点取ろうと思ってみんなやってんねんから」と選手の思いを代弁した。

 この日は1軍に昇格させた佐藤輝を「5番・三塁」で即スタメン起用。佐藤輝は二回にチーム初安打を放った。2軍戦を含めて6試合連続で第1打席に快音を響かせており、指揮官も「それだけ集中してるいうことやろ」と思わず目を細めた。

 仕切り直しと位置付けた節目の一戦で、5月19日・ヤクルト戦以来15試合ぶりの5得点と打線がつながった。カード初戦で勝利するのは同10日・DeNA戦以来8カードぶり。「おお、ええやんか」と言い残して会見場を後にした。大きな意味を持つ貯金「1」。岡田阪神が再出発の一歩を踏み出した。