「偉大な選手に脱帽する瞬間」 大谷翔平15号、三球三振からの激変に敵地局驚愕「なかなか見られない」

AI要約

大谷翔平が5試合ぶりの15号2ランを放ち、驚異的な速球を打ち返す姿に畏敬の念を覚える放送席が注目した。

投手のスキーンズが最速100マイルの速球を投じる中、大谷はセンターへ415フィートを飛ばす驚異の一打を決める。

大谷が苦手とする速球を逆に転じて大きなホームランに結びつけ、放送席も彼の偉大さに脱帽する瞬間を捉えた。

「偉大な選手に脱帽する瞬間」 大谷翔平15号、三球三振からの激変に敵地局驚愕「なかなか見られない」

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地ピッツバーグで行われたパイレーツ戦に「2番・DH」で先発し、3回の第2打席で5月29日(同30日)のメッツ戦以来、5試合ぶりとなる15号2ランを放った。時速100マイル(約160.9キロ)の剛速球を粉砕する一打に、パイレーツ側の放送席は「偉大な選手に脱帽する瞬間でした」と驚きを隠せない様子だ。

 3回2死一塁で迎えた第2打席、大谷はフルカウントからパイレーツ先発のスキーンズが高めに投じた100マイル(約160.9キロ)の速球を捉えた。打球は中堅へぐんぐん伸び、フェンスを越えた。飛距離415フィート(約126.5メートル)、打球速度105.6マイル(約169.9キロ)の一打に畏敬の念すら抱いている様子なのが、米ペンシルベニア州地元局「スポーツネット・ピッツバーグ」の放送席だ。

 実況のグレッグ・ブラウン氏が「センターへの打球。スウィンスキーが後ずさる……。見てください、ショウヘイ・オオタニだ。2ラン本塁打」と冷静に本塁打の場面を伝えると、解説のニール・ウォーカー氏は「オオタニはこの試合の2打席で、スキーンズのストレートに対して5度もバットを振っていた。この一球を逃しませんでしたね。この球場で、どセンターへの特大弾はなかなか見られないものです」とこの一発の“希少性”を伝えた。

 大谷が対戦したスキーンズは、2023年のドラフト全体1位で指名された右腕。大谷も初回の打席では、最速101マイル(約162.5キロ)のボールを前に三球三振に倒れていた。

 その打席からの変化に驚く放送席。実況のブラウン氏は「偉大な選手に脱帽する瞬間でしたね」と、大谷の変わりように畏敬の念すら抱いているかのようだった。