ドジャース・大谷VS二刀流剛腕ルーキー・スキーンズ 6日パイレーツで初対戦

AI要約

大谷翔平投手と怪物ルーキーのポール・スキーンズ投手の注目の対決が実現する。

スキーンズの速球や二刀流経験、大谷との関わりなど、両選手の特徴が紹介される。

22歳のスキーンズとの対戦が、全米の野球ファンにとって大きな見どころとなる。

ドジャース・大谷VS二刀流剛腕ルーキー・スキーンズ 6日パイレーツで初対戦

 大谷VS怪物ルーキー、大注目のマッチアップが実現する。ドジャース・大谷翔平投手(29)は、4日(日本時間5日)から敵地ピッツバーグでパイレーツ3連戦。5日(同6日)には昨年ドラフト全体1位で、最速164キロの剛腕ポール・スキーンズ投手(22)と初対戦する。スキーンズは大学時代に投手と捕手の二刀流でプレー。二刀流の先輩が豪快なアーチで貫禄を見せつけるか。

 米メディアで「Fireballing right―hander(火の玉右腕)」と称されるスキーンズ最大の武器は、平均99・4マイル(約160キロ)を誇る直球だ。メジャーデビューとなった5月11日のカブス戦では最速101・9マイル(約164キロ)を計測。2三振を喫した鈴木は「あんなに速い球を見たのは久しぶり」と仰天した。

 パワーなら負けない大谷と、力と力のぶつかり合い。まさに全米注目の初対決となる。

 「二刀流」という共通項もある。剛腕ルーキーはカリフォルニア州アナハイム近郊の出身で、18年4月8日にエンゼルス時代の大谷が本拠地初先発した試合を球場で観戦。

 15歳のスキーンズ少年の前で、大谷は7回1安打無失点、12奪三振の快投を披露した。

 「見ていてとても楽しい。でも、プロのレベルで(二刀流を)やるのは想像つかないけどね」。後にそう語った右腕は、大谷の後を追って空軍士官学校では投手と捕手の二刀流でプレーした。

 22年は52試合で打率・314、13本塁打、38打点。投手で10勝3敗、防御率2・73で「ジョン・オルルド二刀流選手賞」も受賞した。

 その後にルイジアナ州立大に転校。投手としてアマチュア球界屈指の存在となった。

 今季は22イニングで30三振と奪三振率12・27。直球に加えて94マイル(約151キロ)超のスプリット、スライダーも武器だ。

 22歳らしからぬヒゲを蓄えた右腕との「怪物対決」。敵地ピッツバーグが沸き返る。