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大谷翔平、今年はやはり「特大アーチが打てるアベレージヒッター」だった 三振数ペースは激減、MLB平均以下
大谷翔平投手が今季自身最高のペースでヒットを量産し、打撃技術の向上が浮かび上がっている。
三振率が激減し、打撃の幅が広がり、バットを捌いて稼いだヒットが増えている。
過去の三振率を比較すると、2024年はMLB平均よりも低い20.2%となっており、今後の期待も高まっている。
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豪快なスイングでファンを魅了してきたドジャース大谷翔平投手だが、今季は自身最高のペースでヒットを量産。4、5月ともに月間打率3割超えをマークしている。より巧みな打撃技術を備えてシーズンを迎えた成果の賜物だが、データでくっきりと浮かび上がっていたのは、激減した三振率だった。
少々打ち損なっても打球速度が170キロを超えると言われる超パワーヒッター大谷だが、今年はうまくバットを捌いて稼いだヒットも増えている。大きなアーチは昨季までも全方向に飛び、むしろレフト方向に飛んだ際には「大谷らしい」と表現されることも多いが、今季はさらにスイングの強弱も使い分け、打撃の幅が広がった印象だ。
自身過去最高のペースでヒットを打ちまくる大谷だが、MLB全体で見ても歴然と良化したのが三振率だ。エンゼルスに所属していた過去3年のデータは以下の通り。
2021年 619打席 189三振 30.5% MLB平均23.3%
2022年 652打席 161三振 24.7% MLB平均22.5%
2023年 576打席 143三振 24.8% MLB平均22.8%
自身最多の46本塁打を放った2021年シーズンは、ホームランも多かったが、三振も多かった。そこから2022年、2023年は良化したものの、それでもMLB平均より多かった。ところが、今年はグッと数字がよくなっている。
2024年 262打席 53三振 20.2% MLB平均22.3%
直近7試合では11三振しペースは上がってしまっているが、それでも20.2%はMLB平均よりも低い。この7試合は27打数5安打、打率.185とプチスランプ状態に陥ってはいるものの、例年6月は大爆発し「ミスター・ジュン」とも呼ばれている。再び感触を掴めば三振はさらに減り、変わって打率、安打、本塁打がどんどんと増えていく。
(データ協力:データスタジアム)