【楽天好き】楽天イーグルス創設20周年企画:東北活性化を目指す地域連携部の松野秀三さんに聞いた

AI要約

東北のファンとの繋がりを築く地域連携部の松野秀三さんの活動について。松野さんの東北への愛情や銀次選手をアンバサダーに迎える活動について述べられている。

東北楽天ゴールデンイーグルスを通じて東北6県との繋がりを強化し、地域の魅力向上を目指す活動に取り組んでいる松野さんの姿勢について。

松野さんが地域連携部で果たしている役割や野球が持つエンターテインメントとしての可能性について述べられている。

【楽天好き】楽天イーグルス創設20周年企画:東北活性化を目指す地域連携部の松野秀三さんに聞いた

球団創設から20年の節目を記念して、チームの変遷を知る人々に話を伺うシリーズの第3弾は、東北のファンとの繋がりを創り上げる、地域連携部の松野秀三さん。部長という責任者ながら、親しみやすい人柄とひたむきな熱意で東北各地を巡り、地域での興行を支えます。

松野さんは、2004年の創設期から球団の運営に携わり、2009年に正式に入社。営業を経て、現在の部署に至る。宮城での暮らしは球団と同じく20年超。今では、東北各地に出会いを大切にしている方々がいる。「東北の人は本当に温かいんです」「あちこちに家族のように迎えていただける方もいます」と松野さんはうれしそうに話す。

東北楽天ゴールデンイーグルスという名前のとおり、東北唯一のプロ野球チームとして、いわゆる東北6県との繋がりを強化し、東北の魅力向上を目指す。これまでも「東北ろっけん活動」と冠して、東北各地で野球教室やイベントを催してきたが、そうした活動に勤しんできたのが松野さんだ。

今年は、こうした活動の『顔』として、昨季引退した銀次選手が楽天イーグルスのアンバサダーに就任。松野さんは銀次アンバサダーとともに東北各地を訪ねることも多いという。

「やはり銀次さんが行くと、東北の皆さんが知っていてワーッと明るくなる。子どもたちはじめ、先生方やお母さん方もはしゃいでくれたりと歓迎されます」。

もともと松野さんは、学生時代にトム・クルーズ主演の映画『ザ・エージェント』を見て、スポーツ選手を支える仕事に興味を持つようになったという。最初の就職先もスポーツマネジメント会社。そこでの経験を買われ、球団創設期の運営に携わるように。現在の部署については、意義をこう語る。

「地域連携部は、ただ各地と繋がるだけではなくて、それぞれが抱える課題を一緒になって解決したり、地域の人たちのニーズを叶えたりすることに意味があると思うんです」。

さらに、野球というスポーツの可能性にも触れて続ける。「野球というスポーツは、エンターテインメントです。日々の会話のなかでエンターテインメントがあるのは、すごく良いこと。そこには元気も生まれます。学校だったら明るさだったり、日常にちょっとしたポジティブな変化を促したりするのがエンターテイメントの役割になるのかなと考えます」。