パリ五輪目指すバレー女子日本、ネーションズリーグ残り4試合で世界ランキング6位…五輪出場圏内につける

AI要約

バレーボール女子日本代表がパリ五輪出場権獲得に向けて頑張る国際大会「ネーションズリーグ(NL)」。

現時点で日本は6勝2敗で世界ランキング6位に浮上し、五輪出場が決まっていない国の中では2番手。

最終週での4試合を戦い、6大会連続の五輪出場を目指す状況。

NLは世界ランキング対象の大会で、各国が12試合を戦い、ポイントを競い合う。

日本は初戦で1位のトルコを破り、主将の古賀紗理那が8試合で161得点を挙げるなど活躍。

残りの五輪出場枠は、最上位国優先とランキング上位国に与えられる。日本はアジアの最上位国であり、5枠の内で上位に位置している。

 バレーボール女子日本代表のパリ五輪出場権獲得がかかる国際大会「ネーションズリーグ(NL)」は2日に女子1次リーグ日程の3分の2が終了した。1次リーグが終了した6月17日付の世界ランキング順位で五輪出場の残り5枠が決定するが、日本は6勝2敗で世界ランキング6位に浮上、まだ五輪出場が決まっていない国の中では2番手で、出場圏内につけている。6月11日から福岡県北九州市で始まる最終週で4試合を戦い、6大会連続の五輪出場を目指す。(デジタル編集部)

 NLは五輪、世界選手権に次ぐ世界ランキング対象大会で男女各16チームが参加。各チームが世界を転戦しながら12試合を戦う。日本は今大会、初戦で世界ランキング1位のトルコをフルセットの末に破ると、5月31日にはアジアのライバル・中国を3-1で破った。主将でエースの古賀紗理那(NEC)がここまで8試合で161得点を稼ぎ、大会得点ランキングで2位につけている。

 NLでは一戦ごとの勝敗結果で各国のポイントが足し引きされ、世界ランキングが変動する。その仕組みは複雑だが、対戦チームのランキング比較や試合結果のセットカウントによってポイントの変動幅が決まる。また、ランキングの低いチームが格上を破ると、変動幅が大きくなる。

 大会前に世界ランキング9位だった日本は現在、6位に浮上している。

6月3日現在のランキング上位は〈1〉トルコ〈2〉ブラジル〈3〉ポーランド〈4〉イタリア〈5〉アメリカ〈6〉日本〈7〉中国〈8〉セルビア〈9〉オランダ〈10〉カナダ〈11〉ドミニカ共和国――。

 トルコ、アメリカ、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国、フランス(開催国)は五輪出場権を獲得済み。残る5枠は、五輪予選で出場権を獲得している国がない大陸地域(アジアとアフリカ)のそれぞれ最上位国が優先され、残り3枠がランキング上位国に与えられる。日本は中国を世界ランキングポイントで2ポイントだけ上回ってアジアの最上位国であり、また、出場権未獲得の国の中でもイタリアに次いで2番手につけている。

 日本は最終週(北九州市)で12日に韓国、13日にカナダ、15日にセルビア、16日にアメリカと対戦する。