今季は未だノーゴールの悩めるFW 得点力不足が懸念されるG大阪で期待したいジェバリの爆発
ガンバ大阪は堅守を誇るが得点力不足が気になる。ウェルトンや山下の活躍で攻撃力アップに期待が寄せられる。
チュニジア代表FWジェバリは怪我の影響もありまだゴールが生まれていない状況。坂本との競争でパフォーマンス向上が必要。
G大阪はジェバリの初ゴールでさらに勢いを増すことが期待されるが、未だノーゴールが続くジェバリはチームの得点力不足を解消できるか注目されている。
ここまでは好調なスタートダッシュを飾っているガンバ大阪。今シーズンは新加入の中谷と復帰したGK一森を中心にJ1屈指の堅守を築いている。
17試合を終えてJ1トップとなる失点数の少なさがG大阪好調の要因だが、気になる点は得点力不足だ。チーム全員がハードワークをして、1点差のゲームを制することができる今のG大阪は勝負強さを見せているが、ウェルトンと山下という両ウイングが勢いに乗ってきたこともあり、ここからは攻撃力アップにも期待したい。
そんななか、期待が寄せられるのはチュニジア代表FWイッサム・ジェバリだ。昨シーズンG大阪に加入したジェバリはリーグ戦29試合で5ゴール3アシストをマーク。苦しいシーズンを送っていたG大阪の中で奮闘した1人であり、存在感を放っていた。
しかし今シーズンはここまで怪我の影響もあり、リーグ戦の出場は7試合。アシストは1回記録するも、まだゴールが生まれていない。シーズン序盤は宇佐美を最前線に配置していたが、最近は坂本がスタメンを飾ることが多く、ジェバリは途中からの出場がメインとなっている。
ウェルトンや山下を中心にサイドを突破できるようになってきたため、ゴール前で合わせるCFがいれば、懸念されている得点力不足も解決されるかもしれない。そのため坂本とジェバリが切磋琢磨していく形でお互いにパフォーマンスを上げていくことがベストではあるが、現段階では3ゴールを決め、相手ディフェンスラインへのプレスも惜しまない坂本がファーストチョイスになっていくだろう。
ここまでも素晴らしいパフォーマンスを見せているG大阪だが、ジェバリに今季初ゴールが生まれれば、さらに勢いを増すだろう。未だノーゴールが続く悩めるFWは得点力不足のG大阪を救う存在になれるか。
