【中日2軍】高橋周平、マルチ安打に「結果も出た、内容もよかった」 井上2軍監督「1軍から声が掛かればいつでも」

AI要約

中日・高橋周平内野手がウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦でマルチ安打を記録し、準備万端であることを示す。

井上二軍監督も高橋周の実績を評価し、いつでも1軍への昇格が可能であることを示唆。

怪我による離脱後、高橋周は1軍復帰を目指して真剣に取り組んでおり、チームの勝利に向けて貢献する意志を見せている。

【中日2軍】高橋周平、マルチ安打に「結果も出た、内容もよかった」 井上2軍監督「1軍から声が掛かればいつでも」

◇2日 ウエスタン・リーグ 中日4―2くふうハヤテ(ナゴヤ球場)

 中日・高橋周平内野手(30)が2日、ウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(ナゴヤ)に「4番・指名打者」で先発出場し、マルチ安打をマークした。井上一樹2軍監督(52)も「1軍から声が掛かればいつでも」と太鼓判。春先の竜の快進撃を支えた背番号3の準備は万端だ。試合は4―2で逆転勝ちし、チームは同リーグ単独首位に立った。

 芯を食った甲高い打球音がスタンバイOKの合図だ。「きょうは結果も出ましたし、内容の部分もよかった。もっといいものにしていけるようにやっていきたい」と高橋周は実のある3打席を振り返った。

 まずは2回無死。2ボールから外角高め140キロを振り抜くと、トップスピンがかかった打球が中前へ。チーム初安打を放つと、7回無死では2ボール1ストライクから内角高めに抜けたチェンジアップを引っ張り、右翼線への二塁打でマルチ安打をマーク。併殺打にはなったが、4回無死一塁で放った二ゴロも強烈な打球。いずれの打席でもバットの芯でとらえた打球だった。

 状態のよさは首脳陣も認める。井上2軍監督は「他の選手との兼ね合いはあるけど、1軍から欲しいと言われれば、いつでも上げられる」とコメント。さらに「本人も1軍を意識している。結果だけでなく、打席の内容にもこだわっているのが分かる」と続けた。

 開幕から1軍で「3番・三塁」として竜の快進撃を引っ張った高橋周。4月16日ヤクルト戦(バンテリン)の守備中に右外側ヒラメ筋損傷で離脱するまで、チームは首位を走っていた。井上2軍監督が「彼は鍵を握る選手」と称する背番号3は着々と準備を進めている。

 「僕は呼んでもらったときのために準備していくだけ」と高橋周。牙を研ぎ澄まして、来たるべき舞台で暴れるだけだ。