【安田記念】ダノンスコーピオン滞在効果、バランスとれた走り 福永師「こんなに変わるんや」

AI要約

5週連続の府中G1を締めくくる、安田記念が東京競馬場で開催される。

ダノンスコーピオンは美浦での調整が順調で、最終追い切りでも好調を示している。

滞在効果が現れ、馬の改善や成長が観察されており、期待が高まっている。

【安田記念】ダノンスコーピオン滞在効果、バランスとれた走り 福永師「こんなに変わるんや」

 5週連続の府中G1を締めくくる、春のマイル王決定戦・安田記念(芝1600メートル)は今日2日、東京競馬場で発走する。

 美浦滞在中のダノンスコーピオンは角馬場でのダク、キャンターで丁寧に体をほぐしウッドコースに入った。ぶれのない集中した走りで、前後の連動、左右のバランスも良く映る。またがった田中助手は「歩様のチェック、動き、筋肉の疲労を確かめる程度に乗ったけど、全然ダメージも感じず、しなやかさも残っていた。ウッドでの走りもすごくいい感じだったかなと思う。こちらの求めるバランスで走れていた」と満足した様子。福永師も大絶賛の最終追い切りで負荷をかけたことで体が締まり、型通りに良化をたどっている。

 滞在が着実にいい効果をもたらしている。「もともと穏やかな馬で1頭でも全然やりやすい。こっちなら前日まである程度しっかりやれる。右トモ(の弱さ)も改善できているし、調教師も『こんなに変わるんや』と」。同助手も短期間での確かな成長を感じ取る。この滞在を経てだんだん理想的なフォームにも近づいてきた。さらなる上積みを持って、G1勝ちした舞台で復活を果たす。