【鳴尾記念】ヨーホーレイク復活V 屈腱炎で2年2カ月休養から復帰3戦目

AI要約

岩田望来騎手が2年2カ月の休養明けにヨーホーレイクを騎乗して重賞2勝目を挙げた。

ヨーホーレイクは直線の叩き合いを制して完全復活を果たし、岩田望来騎手の笑顔がはじけた。

今後は宝塚記念には向かわず、秋に備える見込みであり、芝中距離路線に新たな主役候補として認知された。

【鳴尾記念】ヨーホーレイク復活V 屈腱炎で2年2カ月休養から復帰3戦目

岩田望来(24)=栗・フリー=騎乗で1番人気のヨーホーレイクが直線の叩き合いを制して、一昨年の日経新春杯以来となる重賞2勝目。屈腱炎による2年2カ月の休養明け3戦目で完全復活を果たした。2着は2番人気ボッケリーニ、3着は5番人気エアサージュ。人気の一角ロードデルレイは、馬場入場後に左後肢跛行を発症して競走除外となった。

淀のターフで完全復活を告げた。屈腱炎から復帰したヨーホーレイクが約2年5カ月ぶりの勝利の美酒。5月31日に24歳の誕生日を迎えた岩田望騎手の笑顔がはじけた。

「いい馬場で後ろから行っても届かない感じだったので、いいポジションで競馬ができてよかったです。脚元も様子をみながらになりますが、上を目指せると思います」

先行して折り合いをつけながら、4コーナーで満を持して追い出しを開始。直線では2着ボッケリーニの追い上げを振り切り、アタマ差で重賞2勝目をつかんだ。

皐月賞5着、日本ダービー7着とクラシック戦線を盛り上げた好素材。今後は宝塚記念(23日、京都、GⅠ、芝2200メートル)には向かわず、秋に備える見込み。芝中距離路線に新たな主役候補が誕生した。(山口大輝)

■ヨーホーレイク 父ディープインパクト、母クロウキャニオン、母の父フレンチデピュティ。鹿毛の牡6歳。栗東・友道康夫厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は金子真人ホールディングス㈱。戦績10戦4勝。獲得賞金1億9135万9000円。重賞は2022年GⅡ日経新春杯に次いで2勝目。鳴尾記念は岩田望来騎手が初勝利、友道康夫調教師は06&08年サクラメガワンダーに次いで3勝目。馬名は「カナディアンロッキーの湖」。