クロマグロの産卵、水産庁が撮影 自然環境下では「極めて珍しい」

AI要約

水産庁が南西諸島の周辺海域でクロマグロの産卵行動を世界的に珍しい自然環境下で撮影したことを発表。

漁業調査船が沖縄本島の南方の海域でクロマグロの群れを発見し、産卵する様子を撮影。

クロマグロの産卵の特徴や放卵と放精によって水面が青白くなる様子をYouTubeで公開。

クロマグロの産卵、水産庁が撮影 自然環境下では「極めて珍しい」

 水産庁は14日、南西諸島の周辺海域でクロマグロの産卵行動を動画で撮影したと発表した。これまで水族館などで撮影されたケースはあるが、自然環境下では世界的にも珍しいとしている。

 水産庁によると、今月4日、沖縄本島の南方の海域で漁業調査船がクロマグロの分布状況を調べていた際、群れを発見。産卵する様子を撮影したという。

 クロマグロの産卵は、1匹のメスを追うかたちで3~5匹のオスが数珠つなぎとなり、弧を描くように泳ぐのが特徴。このような群れが船の近くで複数現れた。放卵と放精によって水面が青白くなる様子が撮れたという。水産庁は動画をYouTube(https://www.youtube.com/watch?v=hLAFMMsiPVI)で公開している。(加藤裕則)