「カカオ豆製品」や「のり製品」など 6月から食品約600品目で値上げ 異常気象や円安が影響

AI要約

6月1日、食品の値上げが発表され、異常気象や円安の影響が拡大している。

値上げが予定されている食品は約600品目で、加工食品や菓子などが含まれている。

値上げの主な理由は異常気象による原材料高騰や円安であり、今後さらなる価格上昇が懸念されている。

「カカオ豆製品」や「のり製品」など 6月から食品約600品目で値上げ 異常気象や円安が影響

6月1日、また月代わりの値上げの話題です。値上げを予定している食品はおよそ600品目。異常気象や円安の影響が広がっています。

永山友菜記者)

「スーパーの食品売り場にきています。皆さんお馴染みのスナック菓子など、様々な商品があすから値上げします」。

来月から物価高騰に拍車がかかります。帝国データバンクによりますと6月1日から値上げを予定している食品は加工食品や菓子など614品目です。その1つ、ネスレのミロはカカオ豆高騰の余波を受け、内容量が40グラム減るほか、価格も69円上がって478円から547円になります。

買い物客)

「困りますよ。生活に響きますからね。あと(オリーブ)オイルも」(Q使いますか?)「うん。たまにね。いやもう高いから使いません」。

買い物客)

「子どもたちが毎回おやつを欲しがるので。何を買っても高いので迷いますよね」、「海苔はもう既にすごく高いですよね。海苔も必需品なので困ります」。

「加工食品」では不作が続く「のり製品」の値上げが目立っています。帝国データバンクの調査では今回の値上げの最も多い理由は猛暑などの異常気象による原材料高騰で、物流費の高騰や歴史的な「円安」も影響しているといいます。

キテネ食品館・中塚誠代表)

「賞味期限が近いだとか、最終的な処分価格みたいなものを上手にこっちの方で仕入れて販売して、少しでもお客さんに安く提供できるような形をとっているのが現状ですね」。

帝国データバンクは今後の価格動向について、秋にかけて「円安」の影響がさらに大きくなるとみられるとしています。