「軍都から学都へ歴史を象徴する文化遺産」国重文の旧弘前偕行社 弘前市が公有化へ

AI要約

弘前厚生学院が所有する国の重要文化財旧弘前偕行社が閉校するため、弘前市が公有化する方針を固めました。

旧弘前偕行社は1907年に建てられた洋風建築であり、弘前市の象徴的な文化遺産として保存・活用されることになります。

弘前市は補正予算案を提案し、次の世代に引き継いでいくために文化遺産の保存と活用を図る意向を示しています。

「軍都から学都へ歴史を象徴する文化遺産」国重文の旧弘前偕行社 弘前市が公有化へ

今年末閉校する弘前厚生学院が所有・管理する国の重要文化財旧弘前偕行社です。文化遺産として引き継ぐため弘前市が公有化する方針を固めました。

旧弘前偕行社は1907年に弘前市出身の名工堀江佐吉が手がけた市を代表する洋風建築の1つで国の重要文化財に指定されています。所有する学校法人弘前厚生学院が来年3月末で閉校することから、文化庁などと協議していた弘前市が建物は譲り受け敷地は国庫補助を見込んで購入し、公有地として保存・活用していく方針を固めました。事業費4億1,400万円を盛り込んだ補正予算案を来月7日に開会する市議会定例会に提案する予定です。櫻田市長は「軍都から学都へという弘前の歴史を象徴する文化遺産として次の世代に引き継いでいくため保存と活用を図ります」とコメントしています。