武蔵浦和で「ハッピーマルシェ」 県内37団体参加、「キッズあきんど」も

AI要約

「Happy(ハッピー)マルシェ」が6月2日に開催される。

主催者の冨澤功美子さんと沼倉真宝子さんがコミュニティーを重視し、37店が参加する企画を立案。

3会場で同時に開催され、各会場で様々なイベントやセールが行われる。

武蔵浦和で「ハッピーマルシェ」 県内37団体参加、「キッズあきんど」も

 「Happy(ハッピー)マルシェ」が6月2日、サクラノード(さいたま市南区別所6)ほか3会場で開催される。(浦和経済新聞)

 「心と体とおなかが満たされるコミュニティー」をコンセプトに開いている同イベント。2022年5月、輸入食材店「IBUCA」前でアロマのワークショップを始めたのをきっかけにスタートした。今回は37店が参加し、初めて3会場で同時に実施する。

 主催の冨澤功美子さんは「IBUCA」の客で、同店の「居心地の良さ」を気に入り、店が高架下にあり人目に付きにくいと感じたことから、「もっと多くの人に知ってもらえる機会を」とマルシェ開催を提案。友人の沼倉真宝子さんも加わり、2人で出店者募集や会場準備などを行ってきた。2023年4月からは「さいたま市マッチングファンド事業」に認定され、同市南区コミュニティ課と協働で運営する。

 冨澤さんは「幅広く多くの方に来てもらいたい。縁やチャンスを見つけたり、会話を楽しんだりするなど居心地の良さを感じてもたえたら」と話す。沼倉さんも「マルシェを通じて生まれた縁をつなげ、街を活性化したり盛り上げたりする手伝いをしたい。地域で顔見知りが増えれば防犯や防災にもつながる。結果的ににぎやかで安全な街になっていけば」と意気込む。

 当日は、第1会場「サクラノード」でステーキやカレーのキッチンカー、焼き菓子の販売ブースなどが出店するほか、キッズショーやダンス体験のイベントを行う。第2会場「武蔵浦和駅西口広場」では野菜販売や子どもみこしイベントのほか、子どもたちが企画・運営する「キッズあきんど」5店が出店する。「自ら創造し段ボールや端材を集めて運営する人生初めての商売は、学校では学べないワクワクと大きな成長を見ることができる」と冨澤さん。

 第3会場「マチノバ」(南区沼影1)では、施設内ラウンジでのトークイベント、レンタルスペースを使った古本市などを行う。同施設を運営する一般社団法人「BeACTO武蔵浦和」の柳川周さんは「人と人とをつないでコミュニティーを作るというハッピーマルシェのビジョンに共感し、参加を決めた」と会場提供の理由を話す。「私自身が生まれ育った武蔵浦和の街に、新たな魅力を創り出すサポートができたら」とも。

開催時間は10時~16時。雨天決行。