“招きネコ”がいる神社 外国人にも人気の穴場スポット 北九州市の新たな観光資源として貢献

AI要約

九州への外国人入国者が増加し、福岡の人気スポットで外国人観光客に密かな人気を集めるネコたちの物語。

小倉城内に住み着いた飼い主のいない猫たちの姿や観光客に愛される様子が描かれている。

地域ネコたちの個性や神社での生活、観光客や地域の人々との交流が織り成す温かな光景。

“招きネコ”がいる神社 外国人にも人気の穴場スポット 北九州市の新たな観光資源として貢献

九州運輸局が発表した4月の九州への外国人入国者の数が、去年の同じ時期に比べ、約6割増しの36万6000人余りということで、7カ月連続で30万人を超えました。

そんな中、福岡では地元の人にもあまり知られていない人気の穴場スポットが生まれています。

江戸時代の雰囲気を楽しむことができると、今、外国人観光客に人気の小倉城。

城内を歩くこと2分。

400年という長い歴史を持つ八坂神社があります。

無形文化財「小倉祇園太鼓」の“発祥の地”とされていて、地域の人々から「小倉の祇園さん」と呼ばれ、親しまれています。

そんな憩いの場でいま、外国人観光客から密かな人気を集めているのがネコたちです。

◆台湾からの観光客

「台湾から来ました。すごくかわいい。2匹?3匹か4匹以上いるのかな…?」

不妊や去勢の手術をうけている、飼い主のいない猫、いわゆる「地域ネコ」です。

◆八坂神社 林圭太郎さん

「4匹だね。シャムみたいなのと、茶色が2匹と、ちょっとシロのぶちが。猫は猫としか言ってないです。まだ名前はない」

いつの間にか神社に住み着いた4匹のネコ。

名前が決まっていないため、観光客や地域の人が好きなように名前をつけてかわいがっています。

◆ドイツからの観光客

「ぼくの娘の名前『マヤ』だね」

この神社で最古参、茶色い毛と曲がった口が特徴の“マヤ”。

持ち前の鋭い眼光で、常に人とは一定の距離を保ちながら境内をパトロールしています。

◆近隣住民

「この子、ほかのネコからいじめられてるんですよ。『はなび』っていうんですよ」

美しい青い目をしていて、見た目はシャム猫のようなメスの“はなび”。

ほかの猫に比べておとなしく、普段は暗闇に潜んでいますが、ひとたび心を許すとすり寄っていきます。

◆台湾からの観光客

「『ひかる』。心に神の精神が宿っているのかなと思って」

この神社では新入り、茶色と白の模様が特徴の“ひかる”。

体つきは少し小さめですが、人の参拝中に社殿を横切るなど大胆な性格で、いま、境内での縄張りを絶賛拡大中。

最古参“マヤ”を脅かす存在です。