仮設住宅はまだ先 避難所生活がいまだ続く奥能登 熱中症に備え体育館や集会所などにエアコンを設置

AI要約

能登半島地震の被災者が体育館などでの避難所生活をいまだ続けている中、夏場に向け懸念される熱中症を防ぐため、珠洲市と輪島市の避難所で23日からエアコンの設置作業が始まります。

21日開かれた県の災害対策本部員会議で石川県の馳浩知事は、高齢者が多い珠洲市と輪島市の避難所ではこれからの時期、熱中症の危険性が高まるため、冷房設備が整っていない避難所にクーラーを設置すると説明しました。

被災地での仮設住宅は、8月までに希望者が全員入居できるとされていますが、エアコンの設置が急ピッチで必要なほど、避難所生活が長期化していることが浮き彫りになっています。

仮設住宅はまだ先 避難所生活がいまだ続く奥能登 熱中症に備え体育館や集会所などにエアコンを設置

能登半島地震の被災者が体育館などでの避難所生活をいまだ続けている中、夏場に向け懸念される熱中症を防ぐため、珠洲市と輪島市の避難所で23日からエアコンの設置作業が始まります。

21日開かれた県の災害対策本部員会議で石川県の馳浩知事は、高齢者が多い珠洲市と輪島市の避難所ではこれからの時期、熱中症の危険性が高まるため、冷房設備が整っていない避難所にクーラーを設置すると説明しました。

珠洲市で20か所、輪島市で7か所の合わせて27の避難所から設置の希望がありました。このうち輪島市では、該当する施設に21日の時点で405人が避難を続けています。

エアコンの設置作業は23日から県冷凍空調設備工業会が行い、災害救助法を活用しそれぞれの市がリースする形となります。

石川県・馳浩知事「冷房をベースにしながら健康管理をしっかりしていくこのことにも意を用いたい」

被災地での仮設住宅は、8月までに希望者が全員入居できるとされていますが、エアコンの設置が急ピッチで必要なほど、避難所生活が長期化していることが浮き彫りになっています。

一方、穴水町は22日災害対策本部を解散し、今後の活動を見据え復旧・復興本部に移行しました。能登の自治体で災害対策本部が解散されたのは穴水町が初めてです。