石川県、地震関連393億円の補正予算案…ボランティア拠点の能登空港に飲食店エリア

AI要約

石川県は、能登半島地震関連のため2024年度補正予算案を発表した。

393億4324万円が災害対応に充てられ、応援職員の宿泊拠点の整備や液状化被害への支援が重視されている。

住宅の地盤改良や高齢者の支援体制整備など、様々な支援措置が盛り込まれている。

 石川県は21日、2024年度補正予算案を発表し、一般会計の総額742億345万円のうち能登半島地震の関連として393億4324万円を充てた。発生から4か月半が過ぎた中、ボランティアや応援職員らの環境整備や、液状化被害への対応に重点を置いた。

 応援職員の宿泊拠点がある能登空港に飲食店の仮設エリアを整備することにし、5億円を盛り込んだ。被災した飲食業者に運営を任せ、生活再建にも役立ててもらう方針だ。

 液状化被害への対応では、住宅の地盤改良や傾いた家屋の修復費用などに最大916万円の補助を受けられる制度を創設し、計30億4625万円を充てた。

 仮設住宅に入居した高齢者が保健師らに相談できる体制の整備には、7億4365万円を計上した。

 県は24年度当初予算で、地震対応に7718億円を計上している。