保護され回復 国の特別天然記念物「カンムリワシ」を放鳥
石垣島で、衰弱していた国の特別天然記念物カンムリワシが保護され、体力を回復し自然へ帰された。
道路脇で発見されたカンムリワシはリハビリ施設で手当てを受けて体重が2倍に増え、自然へ返された。
保護されたカンムリワシは元気よく飛び立ち、リングをつけられた未来と名付けられた。
![保護され回復 国の特別天然記念物「カンムリワシ」を放鳥](/img/article/20240521/664c56d0b9ebe.jpg)
石垣島で、衰弱していたところを保護された国の特別天然記念物カンムリワシが、このほど体力を回復し自然へ帰されました。
3月28日に石垣市崎枝(さきえだ)の道路脇で衰弱して飛べなくなっていたカンムリワシ。
民間のリハビリ施設で餌を与えるなど手当てした結果、体重が約2倍に増え、体力が回復しました。
そして5月17日、保護された場所の近くで関係者が見守るなか自然に返され、飛び立っていきました。
▽リハビリ施設の飼育員・救護した坂口未羽さん
「今まで診た子より飛び回る暴れる元気が良い子だったので心配ではあったんですけど、元気よく力強く飛び立ってくれて良かったです」
坂口さんはこのカンムリワシに「未来」と名付け、左足に識別用のリングを付けました。
環境省の石垣自然保護官事務所は、衰弱したカンムリワシを見かけたら、連絡してほしいと呼びかけています。(取材:RBC八重山通信員 吉田永吉)