「つるやパン本店」店頭にオリジナルガチャ サラダパンのキーホルダーなど

AI要約

長浜の老舗パン店がオリジナルパンキーホルダーのガチャガチャ台を設置

地元パンをモチーフにしたキーホルダー全6種を製作

本物に近いビジュアルを目指し、約1年の試作を重ねて完成

「つるやパン本店」店頭にオリジナルガチャ サラダパンのキーホルダーなど

長浜のパン店「つるやパン本店」(長浜市木之本町)が9月14日、オリジナルパンキーホルダーのガチャガチャ台を店頭に設置した。(長浜経済新聞)

 同店は1951(昭和26)年に開店。刻んだたくあんとマヨネーズが入った同店名物「サラダパン」を目当てに県内外からの観光客の来店も多い。店内では、ドリンク、菓子なども並べるほか、15年ほど前にパンをモチーフにした信楽焼の置物を作ったことを皮切りに、エコバッグ、Tシャツ、ペンケースなど、さまざまなオリジナルグッズも販売してきた。約4年前には全国のご当地パンをモチーフにした「地元パン」シリーズのガチャガチャ制作の声がかかり、「サラダパン」のキーホルダーを監修したという。

 今回初めて同店がオリジナルのガチャガチャを企画し、地元で雑貨製造を手がける「ZOOM(ズーム)」(湖北町)が製作を手がけた。景品には、50年以上作り続けているロングセラーのパン5種とシークレットパン1種をモチーフにしたキーホルダー全6種を用意した。価格は1回500円。

 キーホルダーの全長は約12センチ、パン部分は約7センチで、種類によってサイズは前後する。空気で膨らんだ袋の中にアクリル板で再現したパンが入り、実際の商品の色味に合わせるなど、本物に近いビジュアルを目指したという。

 つるやパン専務の西村豊弘さんは「地元企業の協力で本物に近いキーホルダーが完成した。実際に試作品を車のキーホルダーとして使い、問題を見つけては改善してもらうなど、約1年かけて何度も試作を重ねた」と振り返る。シークレットは「分かる人には分かるパン」だと言い、数は他のパンより少なく、50個に1個入る。

 西村さんは「どのキーホルダーも成分表示やバーコードに至るまで忠実に元のパンを再現している。『カステラパン』は厚みを再現することが課題の一つだったが、アクリルを3枚重ねてもらうことで本物の立体感を出すことができた。パンは地元スーパーなどでも買えるが、このガチャはここでしか手に入らないので、わざわざ本店に足を運んでくださったお客さまに楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は8時~18時(日曜・祝日は9時~17時)。