<息子を装う詐欺> 「カバンを盗まれた…相手の会社に支払いが必要」女性(80代)が計660万円の被害(宮城)

AI要約

80代の女性が息子を装った電話詐欺に660万円の被害を受けた事件の概要。

犯人は女性に現金を要求し、3日間で合計660万円を騙し取った。

警察はこのような詐欺に注意し、不審に感じた場合は直ちに相談するよう呼び掛けている。

<息子を装う詐欺> 「カバンを盗まれた…相手の会社に支払いが必要」女性(80代)が計660万円の被害(宮城)

宮城・名取市に住む女性(80代)に息子を装う電話があり、計660万円の詐欺の被害にあった。

詐欺の被害にあったのは、名取市に住む夫と2人暮らしの女性(80代)。

警察によると、9月18日 女性の家の固定電話に息子を名乗る男から「カバンを盗まれた。中に、相手の会社に金を支払うための書類が入っていた。相手の会社に支払わなければならない。会社の上司も補填してくれるが、150万円用意できないか」などと電話があった。

その後、息子の上司を名乗る男に電話の相手が替わり「まもなく私の姪が金を取りに行く」と伝えられたという。

話を信じた女性は、名取市内のATMで現金を引き出し、指示された家の近くの路上に行くと、上司の姪を名乗る女性に声をかけられ、現金150万円を手渡したという。

翌19日にも息子を名乗る男から金が足りないと電話があり、上司の姪の兄を名乗る男に現金250万円、20日にも同様の手口で上司の身内を名乗る男に現金260万円を手渡したという。

21日になって、不審に感じた女性が実の息子に電話で確認し、詐欺の被害に気付いたという。女性は3日間で合計660万円の詐欺被害にあった。

警察は、現金を要求してくる電話は詐欺であると注意を呼び掛けていて、少しでも不審に感じたら警察や周りの人に相談してほしいとしている。